天真寺通信

みんなの日曜礼拝

帰敬式を受式する意味

僧侶
おはようございます。
お晨朝そうそうようこそお参りになられました。。
本日の日曜礼拝の担当は、弘山先生です。法座が始まる始まる前、御門徒の皆様がお話しをされていた「帰敬式」についてのお話されました。さすが、博学です。
帰敬式の「帰」は、よりたのむ、よりかかる、敬うの意味があります。南無三宝といいますように、仏・法・僧を人生の宝、いのちの真の宝物をにする。心と体を任せること。例えば、いま椅子に座っています。全身を任せて、カラダを預けているという気持ちをなくなる、私の判断も差し挟まない。全部預けるという意味があります。そして、帰敬式にて法名を頂くおこころは、「生き方が変わったら名前を変える」こともあります。例えば、徳川家康の幼名は松平竹千代です。その後、今川義元から一字をもらい、松平元康と名告り、そして、徳川家康と名前を変えていかれました。これからは、三宝を宝としての歩みのスタートであります。
帰敬式は、「それではお式がはじまります姿勢を正して下さい。」とのお声から始まり、南無三宝を御門主様と一緒にお唱えします。
南無帰依仏
南無帰依法
南無帰依僧
御仏様をいのちの宝とする。
言葉となって下さったおみのり様。
集いの宝、僧の宝。
お剃刀を額に三度当てていただきます。
このように、私の生き方が変わった証として法名を頂きます。。今日からの生き方に大きな違いがあり、今日から私が変わった証であります。
[源空讃]
承久の太政法皇は  本師源空を帰敬しき
釋門儒林みなともに  ひとしき真宗に悟入せり
[現代語訳 本願寺出版]
後高倉院は、源空上人を深く敬われた。
僧侶や学者たちも、みなひとしく真実の教えに帰してその道に入った。

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