天真寺通信

みんなの日曜礼拝

第25回 みんなの日曜礼拝

第25回みんなの日曜礼拝のおつとめは、
ご和讃 四十八丁右 宝林宝樹微妙音から六首
ご文章 「経釈明文章」でした。
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ご法話は、ご和讃の繰り読みの中でおつとめした、
「清風宝樹ふくときは いつつの音声(おんじょう)いだしつつ
宮商和して自然(じねん)なり 清浄勲を礼すべし」からのお話でした。
 
いつつの音声とは「宮・商・角・徴・羽」という中国音楽の音階で、声明や雅楽で使われます。
西洋音楽の音階でいうと、宮はほぼド、商はほぼレにあたります。
ドとレは一般に不協和音と言われ、あまり心地よい和音ではありません。
ところが、お浄土ではその宮と商は調和しているのです。
宮と商だけではありません。調和していないものはないのがお浄土です。
そんなお浄土の様子を聞かせていただいて、私のあり様を知らされます。
あれが好き、これは苦手と自分の都合ばっかりの毎日です。
そこに阿弥陀様のお慈悲がそそがれていて、お念仏の声となって包み込んでくださっています。
 
【みんなの日曜礼拝とは】
天真寺本堂では、毎週日曜日朝7時から日曜礼拝がつとめられます。 天真寺住職をはじめ衆徒が輪番制にてお勤めをしております。 毎月第1週の日曜日は、僧籍をお持ちの方、仏道を志している方(例えば、中央仏教学院通信講座を卒業。または、通学している)、天真寺門信徒の方に調声をしていただく参加型の「みんなの日曜礼拝」です。
(果)
 
 

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