天真寺通信

蓮(ハス)

【きょうの蓮】仲哀陵蓮&漁山紅蓮

新しい蓮のお花が咲きました。名前は、漁山紅蓮です。
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■蓮メモ/漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)■
魚山(漁山)とは、中国の山東省東阿県にある山で、中国における声明(しょうみょう・経典にふしをつけて朗誦する仏教の儀礼音楽)の発祥の地とされております。また、声明そのもののことも魚山と言います。この漁山紅蓮は肥培管理すると花弁数がやや多くなり、多弁花のような咲き方をすることがあります。それで、従来一重と半八重の2種が存在するような解説がされてきているようです。
こちらも、新しく仲哀陵蓮が咲きました。
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■蓮メモ/仲哀陵蓮(ちゅうあいりょうれん)■
大阪府藤井寺市にある古墳・仲哀天皇陵(恵我長野西陵=岡ミサンザイ古墳)の濠に咲く蓮です。中型品種、花色は明るくさわやかな感じのする良花です。
真如蓮
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■蓮メモ/真如蓮(しんにょれん)
「白蓮の貴公子」と賞賛を得る白一重の美花です。端正な花容はため息ものですね。真如蓮は「西円寺青蓮」が伝承されてきた浄土宗西円寺(山口県長門市青海島)に同じように植栽されてきたと伝えられています。
金剛寺蓮
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■蓮メモ/金輪寺
法華寺蓮ともよばれ、歴史は古い古今の銘品。法華寺は開創天平17年(745年)の総国分尼寺。江戸時代には既に記録があった品種。DNA鑑定の結果、中国の品種の範疇に入り江戸時代に伝来されたと思われる。

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