天真寺通信

みんなの日曜礼拝

みんなの日曜礼拝  3月29日

3月29日の日曜礼拝でした。
ご和讃の巡読は正像末和讃の八巡目
「真実信心ウルコトハ」より六首です。
このご和讃は、ふしまわしがむずかしいですね~(゜Д゜)!!!!
和讃
さて、『信心』ということば、どのように味わっていらっしゃいますか?
「信ずる」とは、一般的には「それを本当だと思い込む。正しいとして疑わない。」と理解されています。
信ずる、ということのむずかしさを浄土真宗では
くりかえしくりかえしおきかせあずかります。
きょうの常盤平のお天気は快晴、晴れです。
あしたの常盤平のお天気は、天気予報によりますと晴れのようです。
きょうのお天気をいただくありようが浄土真宗で言う『信心』
あしたのお天気をうかがうありようが一般的に言う『信ずる』です。
あしたのお天気は、わたしが天気予報をうけて「それを本当だと思い込む。正しいとして疑わない。」
という、判断を差し挟まなければなりません。
「天気予報は晴れと言ってるけど、ひょっとすると雨がふるかも…」
疑わない、というこころを「不疑心」と申します。
きょうのお天気は、わたしが「これはあめかもしれないぞ!?」とか
「きょうは雷です!!!」とかいうことが必要ありません。
目の前にカラリと晴れた青空がある、疑いようのないことが与えられています。
わたしの判断を差し挟む余地がないのです。
疑いがない、というこころを「無疑心」と申します。
わたしたちは、ものごとをかならず「つかもう、つかもう」とかかります。
そのまま受け容れる、ということができないのです。
自分のありように引き寄せようとかならず疑ってかかるところからはじまります。
ですから、むずかしい。『難信の法』と申します。
浄土真宗の『信心』は『聞即信』、おきかせいただくことそのままが『信心』です。
疑いようのないお慈悲をお聞かせいただいて
きょうもいきぬいてまいりましょう(^O^)
不思議ノ仏智ヲ信ズルヲ
 報土ノ因トシタマヘリ
 信心ノ正因ウルコトハ
 カタキガナカニナヲカタシ
(光)
 

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