天真寺通信

みんなの日曜礼拝

福沢諭吉さんと浄土真宗のつながり

毎週日曜日朝7時~「みんなの日曜礼拝」が勤まります。
今回の担当は、龍哉。ご和讃は「善導大師讃」、御文章は「八万の法蔵章」でした。
そこで、法話の内容は、福沢諭吉さんと仏教のつながりをお話しさせて頂きました。
福沢諭吉
福沢諭吉さんは、大分県中津のご出身です。幼少の頃より、真宗のみ教えが根付いた土地にて、南无阿弥陀仏のみ教えがしみこんできましたた。
「福沢諭吉全集」には、「自分の文章は、最初より世俗と決定し、世俗通用の俗文をもって、世俗を文明に導くこと。あたかも、真宗の開祖親鸞聖人が自から肉食して肉食の男女を教化したるのにならい、どこまでも世俗へ平易な文章法を押し通し、世俗と共に文明の佳境に達せんとする本願にして、曾て初一念を変じたるなき云々」とありますように、世俗の方々に念仏のみ教えをお伝えしようと、蓮如上人が仮名文字まじりの文章をお書きになった「御文章」を何度も何度も読まれていました。
福沢諭吉さんが創設された慶應義塾大学でも蓮如上人の「御文章」のご講義をされていました。特に、愛読されていましたのが「八万の法蔵章」であります。
「天は人の上に人を造らず,人の下に人を造らずと云えり。」という「学問のすすめ」にあります精神は、仏様のお心がバックボーンとなっているというお話しでありました。
本年ものこりあとわずか、みんなの日曜礼拝も来週で最後となります。今年最後、どなた様もご参拝いただけますので、どうぞお参りくださいませ。
【みんなの日曜礼拝とは】
天真寺本堂では、毎週日曜日朝7時から日曜礼拝がつとめられます。
天真寺住職をはじめ衆徒が輪番制にてお勤めをしております。
毎月第1週の日曜日は、僧籍をお持ちの方、仏道を志している方(例えば、中央仏教学院通信講座を卒業。または、通学している)、天真寺門信徒の方に調声をしていただく参加型の「みんなの日曜礼拝」です。

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