天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

今月のあんのん堂

本日、京都の大谷本廟内にある永代合葬墓「あんのん堂」にお参りしてきました。
先日の寒波による大雪で、大谷本廟内もまだチラホラ雪が残っていました。
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あの時の寒さに比べると随分とマシですが、それでもやはり底冷えがします。
 
今月の大賀蓮は
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大騒ぎすることもなく、じっと寒さに耐えているようです(*^_^*)
 
今月の法語です。
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「無明の闇を破するゆえ 智慧光仏となづけたり」
無明とは、貪欲(むさぼり・我欲)・瞋恚(いかり)・愚痴(おろかさ・真理に対する無知)の三毒に代表されるような私達の根源的な煩悩のことで、それを闇に表されます。
前に京都東山にある得浄明院というお寺で戒壇めぐりを経験したことがあります。得浄明院は、信州の善光寺の別院だそうです。
戒壇めぐりとは、本堂の地下に造られた真っ暗闇の回廊を一周するというものです。少しは光が差しているのかと思ってタカをくくっていたら、本当に真っ暗闇でした。、闇のなかで、私はどっちを向いているのか、どこに向かって進めばいいのかもわからず、とても恐ろしく不安な気持ちでした。しばらく手探りをしているうちに、ようやく壁に触れながら歩き進めることができて、出口でお日様にあたった時はうれしくてホッとしたのを覚えています。
 
むさぼりや怒りの心が絶え間なく、まことの心も持ち合わせていない、闇を闇とも思っていない私をご覧になって、阿弥陀様の大悲は願いとなってはたらき続けてくださっていました。阿弥陀様の教えにあって初めて、自分が闇の中でウロウロしていた事に気づかされることでした。
お念仏にまことの救いを聞かせていただいた後は、もう闇の中ではありません。お念仏を拠り所としてお浄土への道を歩ませていただく人生が恵まれるのです(´▽`)・・・ナンマンダブナンマンダブ・・・
 
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(果)
 

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