天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

今月のあんのん堂

先週の土曜日、京都大谷本廟内にある永代合葬墓「あんのん堂」にお参りしてきました。
白洲では、明日18日に勤修される「大谷本廟総追悼法要」ならびに「第25代専如門主伝灯奉告法要」の準備がなされていました。
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明著堂
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お導師席も準備されています。
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大賀蓮
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今月の法語です。
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「仏の御名をきくひとは ながく不退にかなうなり」
 
掲示板の横にある桜の花びらが散り始めていました。
ついこの間には「はーるがきーた はーるがきーたー どこにーきたー♪」の気分でしたが、この終末はいきなり夏のような暑さでした。
 
さて、「春が来た」ってよく考えてたら変・・?「春」というモノがあって目に見えて来るわけでもないのに・・・
歌詞を振り返ってみますと、「春が来た 春が来た どこに来た 山に来た 里に来た 野にも来た」とありました。
山や野や里の花が咲き始め、花のやわらかい香りに包まれて、日差しも温かくなってくる・・そういう情景に触れる事によって「ああ、寒い冬が終わってやっと春がきた・・」と感じる、日本の独特の情緒なのかもしれませんね。
お経典には、「すべての者を救わずにおられないと願い、そのためだけにご修行なさった仏様がおられます。その仏様は名前を告げて聞かせて救う仏となられました。その仏様の名前は阿弥陀と申されます。」と述べられていて、それをそのまま聞かせていただいた者は、「必ずこの世の命が終わったと同時にお浄土に生まれて仏になるのですよ、もう迷いの世界を繰り返す事はありません」といわれます。
阿弥陀様の「はたらき」も見えるわけではありません。けれども「南無阿弥陀仏」と称えるところに阿弥陀様のお心を聴き、そのおはたらきに温もりを感じることです。ナンマンダブ・・
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(果)

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