天真寺通信

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広大無辺のみ教えに「おみのりのうた」

天真寺
書庫を掃除していたら、一枚の古い紙が出てきました。何かと思い、ネットで調べてみると、「おみのりのうた」という歌だそうです。
1番 広大無辺のみ教えに 永い迷いの夜が明けて 静かにあわすこの両手 にじみいでくる称名は
2番 うれし恥ずかしありがたし 口にははっきりいえないが 心の底からうなづける あかるい道が見えてきた
3番 これから先の日ぐらしは 幸か不幸か知らねども どちらになってもよろしいと たしかな覚悟ができました
4番 雨も嵐も有るであろう  照る日曇る日それぞれに 生きる道をば恵まれて 心晴ればれ生きて行く
5番 諸行無常の鐘の音に 夢の浮世と目が覚めて 合わす両手のこの胸に 久遠のみ親の声がする
6番 迷はず来たれ呼声に「ハイ」の返事もいらばこそ 生死流転の旅終いて 輝く浄土の初旅ぞ
7番 旅路はけわしい坂もある 一人びとりの宿業に 泣いた涙の下からも 「ニッコリ」笑う幸がある
8番 雨も嵐も何のその 四海のの波はほゆるとも 大浪小波を乗りこえて 生かされるてゆく法の友
9番「シッカ」と大地をふみしめて 歌へよ友よ高らかに 世界の果てまでとどろけと さけべよ立てよ仏の子
10番 受くる難き人の身ぞ 又聴き難き法の道ぞ 今聴かざれば何時の日か 「さとり」の岸に至るべき
11番 今日は返らず明日も亦 はかり知れない露の身の 尊き命今日の日を むなしく過ごするあはれさよ
12番 耳をすませば胸底に さけびつづける本願の 声すみ渡るこの朝した めざめよゝゝ鐘がなる
13番 互に名残りはつきぬども 会へば別れの世のならい 御縁あれば又も会ふ 御縁がなければいとまごい
14番 たといこのまま別れても 帰るところは親里の 蓮花の「お座」と定まりし み親と思へば有難し
15番 もしも皆様早ければ どうぞお先に頼みます もしも私が早ければ 半座わけて待ちまする
16番 それでは皆様さようなら どうぞ「おからだ」大切に 念仏相続頼みます 「みだ」のみ国で会いませう

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