天真寺通信

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般若心経とポップス融合

きっさこ
今朝5時~テレビをつけながら、仕事をしていると。般若心経ミュージックのお坊さんが紹介されていました。なぜ、般若心経とお経のコラボの質問に対し、「 ライブの帰りにおばあちゃん思い出したんですよといわれ、法事をやっていることと同じかも。」と思った。「これからは、仏教がやはり日常から離れている気がする。この般若心経をきっかけに仏教に興味を持って頂けたらうれしい。」と語られました。
私も、数年前、真言宗の松島さんの「第3回仏教音楽コンサート 聲奏一如」バンド+弦楽四重奏による演奏&日蓮 真言 浄土 真宗 曹洞 臨済6宗派12人それぞれの宗派の声明をお勤めするライブに出演したことがあった。それぞれの宗派の持ち時間は2分間でしたので、念仏恩徳讃をお勤めした記憶があります。その時のことを以前法話に書いたことがありました。
[ご讃題]
安楽浄土にいたるひと 五濁悪世にかへりては
釈迦牟尼仏のごとくにて 利益衆生はきはもなし
[ミニ法話]
浄土で 仏となった方は、大いなる慈悲の心をおこして、迷いのなかで苦しむすべてのものを救いたいとはたらき続ける。さまざまな縁を通して私たちを仏前に誘い、仏法聴聞を勧めてくださっている。そのはたらきは、釈尊が巧みに人々を教化されたように、自在であり限りがない。

数年前、真言宗の松島さんが主催する声明コンサート「第3回仏教音楽コンサート 聲奏一如」、バンド+弦楽四重奏による演奏&日蓮 真言 浄土 真宗 曹洞 臨済6宗派12人それぞれの宗派の声明をお勤めするライブに出演したことがあった。それぞれの宗派の持ち時間は2分間でしたので、浄土真宗のお経をお勤めする私は・お念仏&恩徳讃をお勤めしました。
如来大悲の恩徳は身を粉にしても報ずべき 師主知識の恩徳も 骨を砕きても謝すべし
コンサートがが終わると、いまメディアに引っ張りだこの浄土宗のお坊さんが「西原さんが念仏を称えた瞬間、前の若い女性が涙を流していた」と言われ、びっくりしました。そして、コンサート終了後、観客の皆様をお見送りする時、先程の女性に、「さっき涙を流していらっしゃいましたね、どうかされたのですか」と質問すると、私はそんなに心に伝わるおつとめできたのかなぁと思っていたが、そうではなく、「実は、南无阿弥陀仏を聞いた時、富山に住んでいるおじいちゃん&おばあちゃんを思い出したんです。田舎に帰ると、いつもあたたかく念仏を称えていた。祖父母が迎えてくれた。手作り料理、いろんな所へ連れて行った。その後ろ姿を思い出したら涙があふれてきた。」と語られました。
ナンマンダブですね。祖父母が称えたお念仏の声が、孫さんに届いたのです。仏様に手を合わせるにはさまざまなご仏縁が重なっています。浄土に生まれた先人方が、釈迦様が人々教化されたよう、私達の世界に帰ってきて下さり、導いて下さっている。おもえば、私が称えているなもあみだぶつの念仏も自分の手柄ではなかった。仏様が「お前の側にいるぞ」と喚び続けてくださっている声だったなぁと教えて頂きました。
お経を通して亡き人を思い出すというお話を思い出しました。

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