天真寺通信

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私に一切の条件をつけない親心

天ちゃん
仏教書の図書室の移動に伴い、今までの資料を断捨離しております。そうすると、さまざまな仏教に関する言葉が目にとまります。その中にある言葉をインターネット写法話をしていこうと思います。
■月のことば(795)
私に一切の条件をつけない親心
平清盛は、宋との貿易を活発化、宋銭を流通させ、現在へとつながる我が国の貨幣経済発展の道筋をつけ、中世日本経済で大きな役割を果たした。そして今「仮想通貨」がニュースとなっている。仮想って何?クレジットカードさえ滅多に利用しない者にとって、大きく時代の流れに取り残された気がする。
今年もう一つのニュースに大雪がある。この二つのニュースに、「欲深き人の心と降る雪は、積もるにつれて道を失う」の言葉、貪欲・物欲にウロウロする人の姿を思い浮かべる。「欲も得もない」と言うすぐあとに、欲がでる私と見抜かれたのが阿弥陀さま。
「悲」という字の非は左右に分かれる意、引きちびられ痛み悲しむ心をいう。欲で救われることのない私を悲しみ慈しまれ、無条件に誓われた阿弥陀様の「大悲」を味わっている。

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