天真寺通信

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踏切の出来事

朝、パン屋さんにてパンを購入して、電車の踏切を渡ると、線路下に車椅子の青年が転げ落ちていました。
「危ない!」と車を止めて、青年の元へ向かうと、すでに数人の救助の方々が。
隣を見れば、電車が発車しようとしております。
無我夢中で、救出作業に。救出する側にも緊張感が。
車椅子を支える人
電車停車ボタンを押す人
電車のバーを持ち上げる人
転げ落ちた青年を抱きかかえるボク
なんとか、青年を救出できました。
そして、電車の運転手さんにOKサインを出して、電車も動き出しました。
緊急事態には、ただ救い出したい一心です。
無事でよかったという思い、青年の「ありがとうございます」の声、運転手さんのホッとした姿です。
救出作業が終わり、戻ろうとすると、踏切にて待っている運転手の姿が見えてきます。朝、仕事場へ急いでいる運転手の「早くしろ」という顔を見て、イラッとしてしまうボク。自分の正義感を振りかざそうとする心の寂しさを感じた瞬間でありました。

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