本日、京都大谷本廟内にある永代合葬墓「あんのん堂」にお参りしてきました。

ロビーに「お西さんへ行こう。夏号」が置いてありました。

本願寺の夏の行事が掲載されています(*^_^*)

今月の大賀蓮

今月の掲示板

「泥の中から蓮が咲く　それをするのは蓮じゃない」（金子みすゞ作）

この言葉は「蓮と鶏」という詩の中の一節です。

「蓮と鶏」

泥の中から蓮が咲く　それをするのは蓮じゃない

卵のなかから鶏が出る　それをするのは鶏じゃない

それに私は気が付いた

それも私のせいじゃない

金子みすゞさんが育ったお家は浄土真宗で、みすゞさんは幼いころから祖母と共に朝夕お仏壇にお参りされていたそうです。きっとおばあさまは、みすゞさんに仏様の話をいっぱい聞かせておられたのでしょう。

みすゞさんは、たくさん詩を残しておられますが、どのいのちにも慈しみをもって書かれているように思います。

もしかすると、みすゞさんは仏様の話を聞いているうちに「私を生かす大きなはたらき」に気づかされ、そうやって周りを見てみると、この命もこの命も大きなはたらきの中にあるんだ・・と、ひとつひとつの命を大切に思う心が育まれていったのかもしれません。

「私が私が」という世界から「あなたも私もお互いさまでした。おかげさまで、ありがとうございます」という世界に広がるのは、全てのいのちを慈しんでやまない仏様のお話を聞かせてもらって初めて気づかされる事であります。

なんまんだぶ・・なんまんだぶ・・・

（果）