本日の日曜礼拝。朝早く寒い中、たくさんのご参詣をいただき、ありがとうございます。

本日のご和讃です。

安楽仏土の依正は 　法蔵願力のなせるなり 　
天上天下にたくひなし 　大心力を帰命せよ

阿弥陀佛とその浄土のうるわしいすがたは、法蔵菩薩の本願のはたらきによるものです。そのすばらしさはあらゆる世界の何ものにも比べようがない。大いなる本願のはたらきをそなえた大心力に帰命するがよい。

安楽国土の荘厳は 　釈迦無礙のみことにて 　
とくともつきしとのへたまふ 　無称仏を帰命せよ

阿弥陀佛の浄土のうるわしいすがたは、釈尊の巧みなお言葉でさえとても説き尽くすことができないと言われている。言葉でたたえ尽くすことのできない無称仏に帰命するがよい。

已今当の往生は 　この土の衆生のみならす 　
十方仏土よりきたる 　無量無数不可計なり

浄土にすでに往生し、あるいは今往生し、あるいはこれから往生するものは、この世界からだけでなく、あらゆる仏がたの国から来たり生まれる。その数は限りがなく、知り尽くすことができない。

阿弥陀仏の御名をきゝ 　歓喜讃仰せしむれは 　
功徳の宝を具足して 　一念大利無上なり

阿弥陀仏の名号を聞き信じ、喜んでほめたたえるものは大いなる功徳を身にそなえ、浄土に往生してさとりを開くというこの上ない利益を得るのである。

たとひ大千世界に 　みてらん火をもすきゆきて 　
仏の御名をきくひとは 　なかく不退にかなふなり

たとえ世界中が火の海になったとしても、ひるまず進み、阿弥陀仏の名号を聞き信じる人は、決して迷いの世界にもどることのない身となるのである

神力無極の阿弥陀は 　無量の諸仏ほめたまふ 　
東方恒沙の仏国より 　無数の菩薩ゆきたまふ

すぐれたはたらきがきわまりない阿弥陀仏を、数限りない仏がたがほめたたえておられる。ガンジス河の砂の数ほどもある東の仏の国々から、無数の菩薩がたがその浄土に往かれるのである。

以上、現代語は本願寺出版「三帖和讃」より。

本願寺のHPには、デジタル版教行信証のサイトがありました。
https://dbook.hongwanji.or.jp/gohonden

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