天真寺通信

勤式

奉讃大師作法

20年前、京都にて浄土真宗宗門校 勤式指導所や伝道院にて、頂戴した資料を整理しようと思い立ち、早10年の歳月が過ぎていきました。

少しずつやっていこうと思い。まずは「奉讃大師作法」の和訳&出拠です。

奉讃大師作法 差定

奉讃大師作法は、昭和36年、親鸞聖人700回大遠忌法要にて制定されました。京都 本山本願寺 御正忌報恩講、1月10日逮夜法要 1月12日日中法要にてお勤めされます。

■三奉請
奉請弥陀如来 入道場 散華楽
奉請釈迦如来 入道場 散華楽
奉請十方如来 入道場 散華楽
【和訳】
弥陀如来を請じたてまるつ、道場に入りたまえ。
釈迦如来を請じたてまるつ、道場に入りたまえ。
十方の如来を請じたてまるつ、道場に入りたまえ。
【出拠】
善導大師「法事讃」上巻「行道讃梵偈」

■頌讃
如來興世之正説 奇特最勝之妙典
一乘究竟之極説 速疾圓融之金言
十方稱讃之誠言 時機純熟之眞教
【和訳】
如来興世の正説、奇特最勝の妙典、一乗究竟の極説、速疾円融の金言、十方称讃の誠言、時機純熟の真教なり。
【出拠】
親鸞聖人「顕浄土真宗教行証文類」教巻 註釈版P138_12

■正信念仏偈
【出拠】
親鸞聖人「顕浄土真宗教行証文類」行巻 註釈版P202_15

■念仏
阿弥陀仏 阿弥陀仏 阿弥陀仏 阿弥陀仏 阿弥陀仏
阿弥陀仏 阿弥陀仏 阿弥陀仏 阿弥陀仏 阿弥陀仏
阿弥陀仏

■回向
願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国
【和訳】
願はくはこの功徳をもって、平等に一切に施し、同じく菩提心を発して、安楽国に往生せん。
【出拠】
善導大師 「観経四帖疏」玄義分 「帰三宝偈」終わりの4句 「註釈版」P1453_1

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