天真寺通信

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平山郁夫展~悠久のシルクロード仏教から来た道~

令和6年1月13日~3月17日、さくら市ミュージアムにて、「平山郁夫展~悠久のシルクロード仏教から来た道~」が開催されております。

【さくら市ミュージアムHP】
https://www.city.tochigi-sakura.lg.jp/museum/sakura-museum/000089/000361/p003630.html


先日、お邪魔してきました。平山郁夫先生が描かれた絵や仏像にお目にかかることができます。

こちらは、有名な「アフガニスタンの砂漠を行く・月」。
平山先生は、朝の夜の対称で、厳しさとロマンを演じられたそうです。

龍谷大学でおなじみ「求法高僧東帰図」。
解説によると、平山先生は、仏教伝来を描いた頃から玄奘三蔵をはじめとした高僧のみならず、仏教を伝えた者たちを描くことを使命に感じていた。そうして完成したのが、金色を拝見に仏法を伝える僧侶たちが東へ帰っていく姿です。

「平山郁夫全集 第4巻 仏教伝来Ⅱ」講談社(解説文より)


忘れてはならないのは、仏教が自然に伝播したのではなく、伝えた人たちがいたということである。・・・仏法をインドから中国に伝えた多くの人がいた。僧侶ばかりとは限らない。知的レベルは低く、教義の理解はほとんどゼロに近いのだが、仏に対する燃える心をもった人たちが、無意識のうちに仏教を広めていた、といった現象もあったに違いない。仏教は有名無名を取り混ぜた無数の人に負われて、長い旅をしてきたのである。

釈迦坐像

仏教が伝わってきたエネルギーを近くでお目にかかることができます。

明後日3月17日(日)までですので、お時間があう方はぜひお運び下さい!!!

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