天真寺通信

みんなの日曜礼拝

本日の日曜礼拝の和讃は、大経讃&観経讃です。

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日曜礼拝
日 時:令和5年3月24日)7時~
和 讃:善知識にあふことも(64丁)
御文章:一切の聖教章
調 声:西原龍哉
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本日の和讃  浄土和讃  愚禿親鸞作 『大経』意  『観経』意

■善知識にあふことも をしふることもまたかたし  
 よくきくこともかたければ 信ずることもなほかたし

 善知識に出会うことも、その教えを説き伝えることも難しい。また聞くことも難しく、信じることもなおいっそう難しい。

■一代諸教の信よりも 弘願の信楽なほかたし  
 難中之難とときたまひ 無過此難とのべたまふ
釈尊が説かれたすべての教えを信じるよりも、第十八願の真実の信心を得ることはなお難しい。これはもっとも難しいことであり、これより難しいことは他にはないと説き示されている。

■念仏成仏これ真宗 万行諸善これ仮門  
 権実真仮をわかずして 自然の浄土をえぞしらぬ
念仏により仏のさとりを開くという教えこそが真実であり、さまざまな善い行いによりさとりを開くという教えは方便である。真実と方便を分けることなく、真実の浄土を決して知ることはできない。

■聖道権仮の方便に 衆生ひさしくとどまりて  
 諸有に流転の身とぞなる 悲願の一乗帰命せよ
迷いの中にあるものは、仮の手だてとして説かれた聖道門の教えに長い間とどまり、これまで迷いの世界を生まれ変わり死に変わりし続けてきた。阿弥陀仏が慈悲の心からおこしてくださった本願真実の教えに帰命するがよい。    

以上『大経』意 観経讃 『観経』意 九首

■恩徳広大釈迦如来 韋提夫人に勅してぞ  
 光台現国のそのなかに 安楽世界をえらばしむ
釈尊の恩徳は広大であり、光明を放ってその中にすべての仏がたの清らかな国土をお見せになり、韋提希を導いて阿弥陀仏の浄土を選ばせた。

■頻婆娑羅王勅せしめ 宿因その期をまたずして  
仙人殺害のむくひには 七重のむろにとぢられき
頻婆娑羅王は、仙人が王の子として生まれかわるのを待たず、家来に命じて殺害させたので、後に子の阿闍世により、七重に囲まれた牢獄に閉じ込められた。

以上、現代語訳は「本願寺出版 浄土聖典(現代語訳)」より

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