天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

今月のあんのん堂

本日、京都大谷本廟内にある永代合葬墓「あんのん堂」にお参りしてきました。

冬支度の様子

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午前中は駐車場が混むので、午後遅めの時間に参りました。

夕方の境内は静まり返っています。

白洲に人の気配がありません・・・。

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おかげで明著堂では親鸞様と1対1で真向きに対面できたような気分でした。

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今月の大賀蓮

銀杏の葉っぱが一面に・・・。

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今月の掲示板

「私を見ていてくださる人があり

私を照らしてくださる人があるので

私はくじけずに こんにちをあるく」 榎本 栄一氏 『群生海』より

今月の言葉は、榎本栄一さん(1903~1998)の詩集からです。

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榎本さんは幼いころから苦労をされ、いつからか聞法を重ねて浄土真宗に帰依されたといわれます。詩集には「念仏のうた」と称されるシリーズで、お味わいを詩っておられます。

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私にさとりはございません

弥陀のおひかりに

自分のこのぼんのうが

照らされては

みえるだけ 『常照我 念仏のうた』 

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私のあたまに

つのがあった

つきあたって

折れて

わかった 『群生海』

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教えを聞いて初めて私の本性を知らされることです。

榎本さんはお念仏を本当の拠りどころとして生き抜かれたのでしょう・・・。

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毎日が慌ただしくせかせかとして、気もそぞろに今年も暮れようとしていますが、どんな時も阿弥陀様のお慈悲のなかでした。「そんなあなたを決して見捨てない」という阿弥陀様のお心が、今日も「南無阿弥陀仏」とお念仏になってくださっています。

なんまんだぶ・・・

お互いさまに、お念仏の薫りに包まれた新年をお迎えいたしましょう。

・・・南無阿弥陀仏・・・

(果)

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