天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

あんのん堂

お彼岸入りの本日、京都大谷本廟内にある永代合葬墓「あんのん堂」にお参りしてきました。

朝から冷たい雨のなか、たくさんのお参りでした。

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白洲にはテントが

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花文字は「不可思議」でした♪

「帰命無量寿如来~南無不可思議光~」子供の頃は「じゅ如来」という仏様だと思っていました(^_^;)

「無量寿如来」「不可思議光(如来)」どちらも阿弥陀様のことです。

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今月の大賀蓮

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今月の掲示板

「みほとけに抱(いだ)かれて 君ゆきぬ西の岸」(仏教讃歌『みほとけに抱かれて』より)

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経典に「阿弥陀様のお浄土が西方にある」と説かれている事から、年に2回太陽が真西に沈む日をご縁として、全国各地のお寺で彼岸会法要がお勤まりになります。

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私が子供の頃、母はよく『みほとけに抱かれて』を歌っていました。母は両親と早くにお別れしているので、父母の面影を慕って口ずさんでいたのかもしれません。

バスに乗ってお聴聞に行くのが楽しみの母でしたが、だんだん出歩くのがしんどくなってきたので、週に一回、自宅で私と一緒に『歎異抄』を読み、少しお味わいを語り合うような時間を作りました。

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母がそのたびに「ありがとうございました。」と言うので、「いえいえ、こちらこそ。ありがとうございました。」と返していたのですが、ある時、「みほとけに抱かれて・・・やね、なんまんだぶ・・・ありがとうございます。」と母・・・

それまで私に御礼を言っているものと思っていましたが・・・。

どうやら母は、「おかげさまで私も我が子も、お慈悲いっぱいの今を過ごさせていただいています。ありがとうございます・・。」と、阿弥陀様に抱かれている今をよろこび、仏さまにお礼を申していたようです。

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お浄土は私の命の帰する処、先に往かれた懐かしい方々とまた会える世界、と、聞かせてもらっています。しかし、この世の命が終わった未来だけの話ではありません。

お浄土は仏様とご一緒の人生を「南無阿弥陀仏」と恵み与えて、今生きている私たちを抱き、お慈悲いっぱいに包み込んで一人ひとりのいのちを輝かせてくださっています。

なんまんだぶ・・・m(__)m

天真寺では3月20日(春分の日)午後1時30分より、春季彼岸会法要をお勤めします。

どなた様もお参りくださいませ(*^_^*)

(果)

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