本日、京都大谷本廟内にある永代合葬墓「あんのん堂」にお参りしてきました。

紅葉真っ盛りです

サザンカも

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今月の大賀蓮

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今月の掲示板

『たかが と されど を 行ったり来たり』出典：GADORO『三つ葉のクローバー』

　ある人からこんな話を聞きました。

「私は何年も仏法を聞いてきました。けれども、なかなか仏様のような心にはなれないんですね。先日も晩御飯のあと、たわいもないことで主人と気まずくなりましてね。次の日には主人と日常に戻ったんですけど・・・やっぱり私は凡夫なんですね。」

　親鸞聖人は、「『凡夫』といふは、無明煩悩われらが身にみちみちて、欲もおおく、いかり、はらだち、そねみ、ねたむこころおおくひまなくして、臨終の一念にいたるまで、とどまらず、きえず、たえず」と示されます。そして、この「凡夫」を目当てに阿弥陀様の願いがあり、「かかるあさましきわれら」に大悲が注がれ、「無礙光仏（阿弥陀さま）のひかりの御こころにおさめとられる」と、述べられます。

　命終まで凡夫ではあるけれど、ただの凡夫では終わらない。阿弥陀様に導かれ仏と成る命を今生きている。お念仏申す日暮の中に、凡夫の悲しみと阿弥陀様がご一緒くださっているよろこびが、行ったり来たり。「たかが凡夫、されど凡夫」の人生が恵まれるように思います。

　なんまんだぶ・・・

（果）