天真寺通信

みんなの日曜礼拝

10月19日みんなの日曜礼拝 

10月19日、きょうの松戸は快晴です(・∀・)
みんなの日曜礼拝、おつとめは正信偈草譜・ご讃頭は【本師曇鸞和尚ハ】です。
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曇鸞和尚は「ながいき」ということに着目なさったお方です。
わたしたちの安易な「ながいき」に対する欲求と一緒にしてはいけません。
曇鸞和尚は、はじめ四論宗という宗派で学んでおられた大学匠。
「涅槃経」にも精通しておられ、のちに「大集経」の註釈を志した折、体調を崩されます。
もっともっと純粋に、「仏道をあゆむ」ためには時間と健康が必要である!と
お考えになったのでしょう。
神仙になって人生にあたえられた時間と能力を活用するという道、道教を模索なさったようです。
陶弘景という当時高名な道士に教えを受け、その方法が記された仙経を伝授されます。
ながいきすればもっと学ぶことができて、健康であればもっと行うことができて…
しかし、ほんとうの「ながいき」はそこではありませんでした。
菩提流支三蔵に浄土教こそがまことの長生不死の法であると教えられ
曇鸞和尚は阿弥陀さまのみ教えに帰入なさり、
せっかく手にいれた仙経を焼き捨てます。
親鸞聖人はこの故事をことに大切に讃嘆なさいます(^o^)
本師曇鸞和尚は
 菩提流支のをしへにて
 仙経ながくやきすてて
 浄土にふかく帰せしめき
四論の講説さしおきて
 本願他力をときたまひ
 具縛の凡衆をみちびきて
 涅槃のかどにぞいらしめし
(光)

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