天真寺通信

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仏教讃歌コンサート「聲奏一如Vol.3」が終演しました

昨日は、仏教讃歌コンサート「聲奏一如Vol.3」が終演を迎えました。
今回は、テレビ朝日『ぶっちゃけ寺』で美声を響かせる松嶋さんが主催する仏教讃歌コンサート「聲奏一如Vol.3」に出演させて頂きました。今回は、十二人の僧侶のお経+声明と弦楽四重奏、バンドサウンドの共演です。僧侶は、真言宗・浄土宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗・浄土真宗の僧侶が集まりました。
聲奏一如
こちらは、日蓮宗Tさんと一緒にお勤めをしている場面
聲奏一如
それぞれの宗派のお経・声明にあわせて、弦楽四重奏、バンドサウンドのミュージックが奏でられ荘厳な雰囲気に包まれました。その中、宗派を超えた僧侶達が、同じお経をお勤めをしました。
浄土真宗のお経は、何をお勤めさせていただこうと考えましたが、念仏「南無阿弥陀仏」と和讃「恩徳讃」をお勤めしました。
聲奏一如
今回は、お経と音楽の力を改めて実感しました。
以下は、参加されたSさんのご感想です。
とても素晴らしかった!その一言に尽きます
お坊さんが入場する際の「露地之偈」(ろじのげ)
荘厳な雰囲気の中、ハモる声の美しさ
初っぱなから心を鷲掴みにされ感涙…
マイクを通さなくても伝わる肉声
呼吸の息遣い
読経の度に赤く火照る肌と滲む汗
合掌の掌に見えるしわ
念珠の玉ひとつひとつの色
しわしわになるまで使い熟された譜面
法衣の色や柄
そこに真言宗の阿闍梨様の表白…
そして超宗派の読経が一度に聴ける機会なんて滅多にない!
弦楽四重奏とバンドの演奏も相まって
よりお経の美しさが際立っていました
恐らく、お経=暗い、葬式、法事…そんなイメージだと思いますが
このステージを聴けば誰もが「芸術」と感じるでしょう
初めて聴いた真言宗、曹洞宗、浄土宗、臨済宗のお経
本当に美しかった
浄土真宗の南無阿弥陀仏を耳にしたときは涙腺崩壊
幼少期から身に付いた南無阿弥陀仏はもう
私の血であり肉であることを痛感
肉親を失った悲しみより
これまでの辛い経験の数より
今ここにいられる幸せにただただ感謝
全身を柔らかなもので包まれた…
そんな優しい気持ちになっていました
そんな私の姿に気付いておられた浄土宗の井上広法様
帰り際に温かくお声掛けくださる心配りにまた胸が熱くなりました
また、慌ただしくされている中で私のために足を止めてくださり
有難いお言葉を掛けてくださった真言宗 松本勇真様
テレビで滝に打たれる真っ直ぐなお姿そのまんまでした
もしかしたら、無知な私が話し掛けるなど烏滸がましい愚行だったのかも知れません
今になり恥ずかしくなっています…
仏教は中庸・寛容の精神の教えを基に成り立つ
宗教という枠さえ感じない
「念」今+心 そのものでした
お経を唱える声の聡明さと美しさ
世界平和のために祈る直向きなお姿
最前列のど真ん中という素晴らしいお席を頂けたからこその感動を全身全霊で感じてきました
筆舌し難い、言葉のもっと先…まさに宇宙でした
今日得られたたくさんの教え、学び、気付き、感謝を生かし
明日からまた所作継承の道を突き進もう
何らかの形で今日感じた感動をより多くの方にリアルに届けよう
気持ちを新たにしました
この素晴らしいご縁を与えてくださった
真言宗 
阿闍梨宮島基行様、松島龍戒様、松本勇真様、東賢性様、園田祐山様、三浦啓空様、三房真昭様、足立良載様
浄土宗 井上広法様
浄土真宗 西原龍哉様
臨済宗 向井真人様
曹洞宗 野村圭秀様
日蓮宗 遠山玄秀様
心より御礼申し上げます
お聞き下さった方の心にも、しみ入る仏教音楽コンサートとなりました。
今回は満員御礼のため、多くの方にお声がけ出来ませんでしたが、次回も開催されると思いますので、ぜひこの空間に浸ってもらいたいと思いました。

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