• 2015/03/25
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法政大学・田中優子総長の「学位授与式」告辞

天真寺の河津桜が満開になりました。
桜と言えば、卒業式を思い出します。先日、母校・法政大学の卒業式「学位授与式」&入学式が執り行われました。卒業式と入学式を一緒に行うとは、不思議な取り合わせですが、今から4年前2011年4月、東日本大震災の被害が甚大であったため、法政大学では入学式を行われなかったからです。
法政大学・田中優子総長の「学位授与式」告辞の一部です。
皆さんの多くは4月から社会に出ます。社会に影響を与える存在になります。どのような仕事につこうと、仕事をするということはそれじたいが、社会を創ることなのです。どうか、自分の仕事が世界をどのような方向に向けているのか、充分に学び、意識して下さい。それが、いまこそ世界が必要としている「世界市民」という存在なのです。
すでにホームページでお伝えしていますが、先月拘束されて亡くなったジャーナリストの後藤健二さんは、法政二高と本学社会学部を卒業した、皆さんの先輩です。紛争地帯の弱者によりそったその仕事は、まさに世界市民と呼ぶにふさわしい仕事でした。後藤さんが伝えたかったことは、「勝つ」ことではありません。争いの中で生きる場所を失っていく人々の存在に気がつくこと、その人々にまなざしを向けること、その立場に立ってものごとを考えていくことでした。
後藤さんだけでなく、多くの卒業生たちが世界で活躍しています。法政大学はこれからも、力強い市民を育てていきます。市民とは、自分の生き方を社会や他の人々と結びつけて考えることのできる人です。自らの中にある差別感や偏見を乗り越え、社会の格差や問題を少しでも解決しようと、自分と社会の関係の中で行動できる人です。自立しながらも孤立することなく、多様な人々と話し合い、協力して未来を創っていくのが市民です。多くの卒業生たちが、市民として世界で活躍しています。
全文は法政大学ホームページにてご覧頂けます。
http://www.hosei.ac.jp/gaiyo/socho/message/150324.html
この度、ご卒業の皆様、ご卒業おめでとうございました。