天真寺通信
独特な節回しで念仏を称える坂東曲(ばんどうぶし)
京都・東本願寺さんでは、11月21日~28日まで、親鸞聖人報恩講が厳修されております。西本願寺では、1月9日~16日に厳修されますが、これは旧暦・新暦の違いであります。
本日、東本願寺にて、つとめられた法要は坂東曲といいまして独特なおつとめです。僧侶が正座したまま上半身を前後、左右に揺らして、独特の節回しで「南無阿弥陀仏」と称える法要です。坂東曲は、親鸞聖人が越後に流罪になった時のお姿を偲ばせて頂いております。勤式指導所に通っていた時、法要に参拝しましたが、僧侶方の迫力に驚いた思い出があります。その様子が、京都新聞にて紹介されております。
☆☆☆京都新聞記事2015.11.28を紹介します☆☆☆
京都市下京区の真宗大谷派本山・東本願寺の報恩講は28日に最終日を迎え、僧侶が体を激しく揺り動かして念仏を唱える「坂東曲(ばんどうぶし)」が営まれた。
坂東曲は同派に伝わる独特の声明で、報恩講の最終日、宗祖親鸞の命日にだけ営まれる。約800年前に親鸞が越後に流罪となった際、船上で念仏を唱えた姿を再現したとも言われるが、由来は分からない。おめくような声は、戦国時代の文献にオオカミがほえるようだとも記されている。午前10時に御影(ごえい)堂で始まった。親鸞の木像の前で大谷暢顕(ちょうけん)門首(85)が鎌倉時代から伝わる「報恩講私記」を読み上げて親鸞の遺徳をたたえた。堂衆と呼ばれる70人の僧侶らが正座したまま上半身を前後、左右に揺らして「ナ、ムア、アーア」「ミダ、アーア」と独特の節回しで「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えた。
また、今晩18時~21時、2015年親鸞聖人讃仰講演会が開催されてます。インターネット配信されていますので、ご自宅でご聴聞できますので、ぜひお聞き下さい!!!
「親鸞聖人を思う」マールブルク大学名誉教授マイケル・パイ 氏
「仏教とは仏の教化(きょうけ)」同朋大学名誉教授 池田 勇諦 氏
http://www.higashihonganji.or.jp/video/
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