天真寺通信

がんばっぺ福島

【東日本大震災追悼法要】こだまでしょうか

築地本願寺
平成27年度「実践運動」東京教区委員会の会議が無事に終了しました。この度、2年間東京教区実践運動常任委員のお役を頂戴して、無事に終了しました(*^▽^*)昨日の会議中、築地本願寺にて勤められた東日本大震災追悼法要に参拝させて頂きました。
東日本大震災が発生して未曾有の被害が生まれ5年の年月が経過しました。震災当時ACジャパンのCMから毎日何度も流れていた金子みすゞさんの詩「こだまでしょうか」。震災直後、避難所に行った時、この歌に支えられているとおっしゃっていらっしゃった方のお顔を思い出します。
こだまでしょうか
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。

「ばか」っていうと

「ばか」っていう。

「もう遊ばない」っていうと

「遊ばない」っていう。

そうして、あとで

さみしくなって、

「ごめんね」っていうと

「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、

いいえ、だれでも。

また、被災をされた本派寺院のご住職様からお話しをお伺いしました。あらゆるものが流されていく中、「あの時、ああしておけばよかった」「なんでこうできなかったのか」と慚愧・後悔の念に苛まれた。その時、ラジオから流れてきた言葉に救われました。それが、
被災された皆さまへ どうか自分を責めないで下さい。
どうか後悔しないで下さい。
あの時のあなたは、あの時のあの人は、その時にできる最善のことをしました。
だから、あの時のあなたを、あの時のあの人を、どうか責めないで下さい。
というお言葉でした。そのまま・ありのままの今を受け入れていく世界と出遇えた時、さらに一歩を歩みを進める力になるのだと教えて頂きました。
これから復興に向けて、着実に一歩一歩踏みしめて歩いて行こうと、改めて思う一日となりました。

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