• 2016/08/01
  • 天真寺
鉄眼禅師に出遇いました

五百羅漢
昨日、五百羅漢寺様にて、参加者の皆様からキーワードを頂き、その言葉を通して法話をする即興法話「お題落語Part.2」にてお話しをさせて頂きました。なによりの楽しみは会場となった目黒のらかんさんこと「五百羅漢寺」様です。元禄時代、松雲元慶禅師が江戸の町を托鉢して、集められた浄財をもとに、十数年の歳月をかけて作られた五百体以上の群像が待っています。現在は東京都重要文化財に指定されています。舎利弗・目連などの十大弟子や文殊菩薩・普賢菩薩など、現在は305体の仏像が安置されています。
初めて訪問しまして、驚いたことは、現在は浄土宗の方が住職をされていますが、開基は黄檗宗の鉄眼禅師様です。隠元禅師は黄檗宗の開基です、そのお弟子が鉄眼禅師。隠元禅師が中国(明の国)で刊行された一切経を日本に持ってきました。当時の日本には、書かれたお経はありましたが、印刷できる一切経がありませんでした。そこで、印刷のできる一切経を版木を制作しようとしたのが、鉄眼上人です。一切経を作ろうと、全国を托鉢して、募財を募ります。やっと集まり、一切経の版木を作ろうとした時、飢饉が発生します。全部の募財を飢饉に出します。また、一切経を作るため托鉢をします、ようやく集まった時、飢饉が発生します。全部の募財を飢饉に出します。ようやく三度目に集まった募財にて一切経が完成しました。現在は、宇治にある萬福寺にあるそうです。鉄眼禅師のひとりでも多くの日本の人々に一切経と届けたいという熱意が現実となりました。右側にまします鉄眼禅師です。
(続く)