天真寺通信

島根浄圓寺

ようこそ、ようこそ!島根「浄圓寺の報恩講」へ!

今年も島根県浄圓寺で報恩講が勤まりました。
 
朝一番に広島でレンタカーを借りて向かいます。
車中でいつもお世話いただいているMさんに電話して様子を伺うと、
「雨は降っとるけど、まあ大丈夫やけえ、気いつけてきんさい」
今日も朝からご自宅と浄圓寺を行ったり来たりして、用意してくださってるご様子。
 
高速を降りて、どんどん山奥へ。
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木々が生い茂りツタがからまって、年々山が迫ってきています。
でも、道路は新しく走りやすくなってます。
 
 
広島から120㎞程走ったところで私たちの故郷、浄圓寺が見えてきました。
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道の駅で買ってきたサンドイッチと巻きずしで早めの昼食をとろうとガサガサしていると、
Mさんの奥さまが「よかったらどうですか」と、
きゅうりと茄子のお漬物、蕗の炊いたの、きゅうりの酢味噌和えをだしてくださって、
これがまた美味しい!! 一気に豪華なご馳走になりました!
うーん、いつまでもお漬物とお茶をいただいていたい・・・
浄圓寺の報恩講はいつも時間が決まっていません。
前に母に聞いたところ、「みんなお昼ごはんを食べてから来られて、集まったところで始まる。一時から一時半くらいからと思う」という返事でした。
しばし、まったりの時間です。
 
と、Mさんがいない・・・奥さまに聞くとご近所の様子を見に行ったとか・・
ご近所と言っても、お隣が見えないくらいポツンポツンとしか家がありません。
Mさんは雨のなか足元が悪いだろうと、皆さんを車で迎えに行っておられました。
帰ってこられて、「これでみんなです。お願いします」とMさん。
 
今年は龍哉とこのみで「お正信偈」をお勤めし、二人でご法話をさせていただきました。
「お正信偈」はやはり今年も皆さんご一緒にお勤めくださいました。
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そのあと、90歳になった前坊守がご挨拶、「恩徳讃」を皆で斉唱し、茶話会です。
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浄圓寺のある志君地区は多い時は140名程の住民がおられたそうですが、
今は全部で10軒、10数人しかおられないそうです。
そのうち入院されている方もおられたりで、ほぼ全戸数の方達が集まってくださったという事です。
昔は何かというと浄圓寺に集まり、みんなで囲炉裏を囲んでワイワイ賑やかにしていた話を聞かせてもらいました。
再来年は浄園寺開基300年を迎えると聞いています。
地域の方がずっとずっとご先祖の時代から自分たちのお寺として拠り所とし、守ってくださっていたおかげで今年も無事報恩講をお勤めすることができました。皆様とご一緒にお念仏しお勤めできたこと、本当に有難いです。
雨の中、貴重な時間のなか、お参りに来てくださってありがとうございました。
 
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浄圓寺の横に咲いていました。
この花もずっと地域の歴史を見守っていたのかな・・・
(なんていう花なのか名前がわかりません。知っている方がいらっしゃったら教えてくださーい。)
又来年も報恩講でお会いできるのを楽しみにしています!!
 
(果)

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