天真寺通信

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ついに、13年乗車した愛車プレサージュくんとお別れの時がきた。そこで、新しい車に乗り換えることになったが、特に乗りたい車がみつからない。日産が自動運転機能をつけた新車セレナを発売するというので、長旅が楽になるだろう&オモシロいと思っていた。だが、新車発売に関して、「新車を発売するとき、発売期日が決められ、開発チームはその日程に追われることになるので、発売後しばらくしてからがベターですよ」とアドバイスを頂いた。本日の産経ニュースにて、「新型セレナの出荷一時停止 日産 アイドリングストップ機能不具合の恐れで」というニュースが出ており、ビックリです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160902-00000579-san-bus_all
海外の大手自動車メーカーでは、展示車を役割を終え中古車となり販売されると、まず社員に購入するかどうかというメッセージがあるようです。そこには、「中古車=中古の車」ではなく、程度がよく安い価格にて車を購入できるというイメージがあります。最近、リノベーションという言葉をよく耳にするようになりました。今まで言われてきた「リフォーム」とは違います。「リフォーム」とは、老朽化した建物を新築に近い状態に戻すことで修繕を意味します。対して「リノベーション」は、英語の「renovation」(革新、刷新)、改修という意味であり、建物のもつ性能以上に+αの機能・価値を付加することです。リフォームがマイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能の回復という意味合いに対して、リノベーションはプラスαで新たな機能や性能を追加して、価値を向上させることを意味します。
現在の日本は、成熟社会と言われます。大量生産・大量消費の社会に別れを告げ、精神的豊かさや生活の質の向上を重視する社会になってきました。ものがあふれた社会から、今あるものにフォーカスして付加価値をつけていくことを楽しむことのできる社会になっています。そこには、古きもの=バッドというイメージではなく、いかに古きものを楽しめるかという展開になっています。賃貸住宅DIY改装などの動きにつながってきています。
結局、新しい車・セレナの新古車(走行距離2500キロ)を迎えることになりました。出会いがあれば、別れあり。別れがあれば、出会いあり。これからは、しばらくセレナくんにお世話になります

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