天真寺通信

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地域によって違う法事、葬儀、お墓のかたち

浄土真宗の墓地
先日、ご法事が終わりましたら、地域によって「法事や葬儀の差定は違うんですね」とおっしゃられました。どう違いますかと伺いますと。
香川県高松市での葬儀の時、施主さんの兄弟の人数だけお坊さんにお願いするので、兄弟が多いと、お坊さんの人数がたくさんんいなるんです。また、実家の山口県長門市では、法事にて「み仏にいだかれて」の仏教讃歌を歌います。最後にと、住職さんが、法要参列者の記念写真を撮影して下さります。そして住職が一言「次回のご法事の時には、何人ご参列されているでしょうか」と仰られるんです。「お坊さんに言われると、怖いですよね」と笑いながらお話し下さいました。
地域のよって、ご法事の流れは変わってきます。昔から、浄土三部経を一日かけて、読誦をする法事の形もあります。母親の実家・沖縄では、お墓参りの時、大きなお墓・亀甲墓にてお参りをして、その広い墓前にてお酒を飲み、食事をした記憶があります。なぜ、沖縄のお墓が大きいことには所説有りますが、「風葬」「洗骨」が起源になるのではと言われています。上の写真は、島根県にある祖母の実家のお墓です。住まいのすぐそばにあり、とても大きなお墓であり、正面には「南无阿弥陀仏」と刻まれていました。さすが、妙好人の島根県です。
法事や葬儀の形から、地域を知ることができますね。

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