天真寺通信

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「お正信偈に聞く」第十七回

11月の「お正信偈に聞く」第十七回です。
今回は善導大師様の続きを読みました。
「善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪 光明名号顕因縁 開入本願大智海 行者正受金剛心
慶喜一念相応後 与韋提等獲三忍 即証法性之常楽」
善導様は、「南無阿弥陀仏」の称名一行によって、善人とよばれる者も悪人とよばれる者も、全ての者が救われるたった一つの正しい行であることを詳しく論証され、「阿弥陀様ご自身がお念仏で救うと誓われているじゃないか」と、「南無阿弥陀仏」のおこころをあきらかにしてくださいました。
その事を法然聖人が継承されて、その願心は平等の慈悲にほかならないと明らかにされていきます。
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全ての者を救うとお誓いになった平等の慈悲は、私に向けられたおこころであったと聞かせていただきました。
「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり。さればそれほどの業をもちける身にてありけるを、たすけんとおぼしめしたちける本願のかたじけなさよ」『歎異抄』(後序)
DSC_0161 親鸞聖人お得度の地、青蓮院に建つ聖人九歳のお像。
ナンマンダブナンマンダブ・・。
(果)

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