• 2016/12/24
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【シネマ法話】タヌキだってがんばってるんだよォ

2016年5月築地本願寺サテライトテンプル・銀座SALONがオープンした。一ヶ月一回仏教系コンテンツを担当させて頂いた。振り返ってみれば、毎回悩みながら、仲間に恵まれたこと一番だが、「ブッダde大喜利vol.1~vol3」「クローズアップDharma(仏法)-真言宗×曹洞宗×浄土真宗-」「クローズアップDharma(仏法)-真言宗×浄土宗×浄土真宗-」「クローズアップDharma(仏法)-キリスト教から仏教へ-」と開催した。そして、今年最後の仏教コンテンツが12月26日(月)開催の『シネマ法話』です。恩師・福間義朝先生の一押し企画。全国から本願寺派布教使が集結して、シネマ(映画)をもとに法話をするという企画です。
思えば、私は、布教を専門に研鑽する研修道場にて、100日間寮生活にて学びを得た。その時、それまで法話を話したことがなく、何を話したら良いかわからなかった。だが、本に書いてある解説?机上で語られる話はしたくなかったので、なぜか日曜日の休みの日には映画を見続けた。なにか法話の題材になる話はないかとゆがんだ理由だった。その時、「ターザン」「平成狸合戦ぽんぽこ」を見て、法話にした記憶がある。
「平成狸合戦ぽんぽこ」についてのwikipedia先生による説明。
昭和40年代、多くの狸たちが楽しく暮らしていた多摩丘陵に、多摩ニュータウン建設による破壊が迫っていた。ある日、多摩の狸たちは結集し、総会を開いて開発阻止を決議する。伝統的変化術である化学(ばけがく)の復興と、四国と佐渡の化け狸に助力を乞うことが決定される。年が明けると、古狸の火の玉おろくから化学を教わった狸たちは、建設工事への抵抗を始める。開発業者のトラックを事故に追い込み、地蔵や稲荷神社の狐に化けて住民の信仰心に訴え、古典的なお化けにばけて人間を驚かした。 二年目には玉三郎と文太がそれぞれ四国と佐渡に派遣される。狸たちの抵抗運動は、一部の地権者や作業員に工事を思い止まらせ、「ニュータウンの怪」としてマスコミを賑わせるが、全体としては開発を阻止できない。三年目、強硬派の権太と慎重派の正吉たちが対立しているところに、四国から太三朗禿狸・隠神刑部・六代目金長を伴って玉三郎が帰郷する。三長老の指導のもと、狸たちが具現化した百鬼夜行がニュータウンを襲い、作戦のさなか隠神刑部は精根尽きはて落命する。しかし、ニュータウン住民には拍手喝采のイリュージョンにしか映らず、あげくにレジャーランドの宣伝に利用されてしまう。大作戦が失敗に終わると、狸たちは意気消沈し結束が乱れていく。レジャーランドの社長を抱き込んだ多摩の化け狐竜太郎が金長に接触し、化学を駆使して人間社会で生きる方がよいと唆すが、金長と婿の玉三郎は社長から一億円を巻き上げる。太三朗禿狸は踊念仏をはじめ、ついには宝船に変化して多摩川に繰り出し死出の旅に出る(補陀落渡海)。鶴亀和尚はテレビ局に犯行声明を送り付け、カメラの前で訴えようとするが、取材に訪れたのは興味本位のワイドショーだった。権太たち強硬派は姿を表して工事現場に座り込み、導入された警視庁機動隊と戦うが、敗北の末に命を落としてしまう。四年目、佐渡から帰還した文太は故郷の変わりように愕然とし、まるで人間に化かされているようだと慟哭する。残った化け狸たちは最後の力を結集し、かつての美しい多摩丘陵の幻を人間たちに見せつける。その後、狸たちはちりぢりになり、化学を使える狸は人間として暮らすようになる。正吉はストレスに耐えながら会社員として暮らしていた。ある晩、仕事帰りの正吉は、ぽん吉らかつての仲間が宴会を開いて騒いでいるのを見つける。正吉もまた狸の姿になって再会を喜びあう。
という内容です。私達人間は、住宅開発と称して、自然を壊して、私達人間の住むやすい世界に変えていく。だがそこは、すでに住んでいた狸・猪・フクロウなどさまざまな動物の住み家だったのです。ラストシーンにて、狸の正吉からのメッセージがあります。
テレビや何かでいうでしょ?開発が進んでキツネやタヌキが姿を消したって。あれやめてもらえません?そりゃ確かにキツネやタヌキは化けて姿を消せるのもいるけど、でも、ウサギやイタチはどうなんですか?自分で姿を消せます?

というお話をして、自然を開発して、住みよい社会をつくる人間中心の物事の見方の裏側には、悲しみがあふれている。まさに、金子みすゞさんの相手の立場になって物事を見つめる視点が大切だという話をしたかすかな記憶があります。以前、狸のお寺としてしられる千葉県木更津市にある証誠寺様の前住職からお伺いした「狸は人をだますことはしない。人を騙すのは人間だけである」という言葉が思い出されました。そんなことを、本日、お墓参りのご法事の時、家の近くで狸を見たという話をお伺いして思い出しました。
この度の『シネマ法話』では、どんなお話をお聴聞できるか楽しみです。

残席わずかですが、ご興味がある方は、ぜひお申し込み下さいませ。
※ご来場くださる方には、予め登録が必要ですので、よろしくお願いいたします。
https://ginzasalon.tsukijihongwanji.jp/top/
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シネマ法話
【日時】12月26日(月)14時~16時
【場所】GINZAサロン
築地本願寺サテライトテンプル 銀座SALON
東京都中央区銀座2丁目6-4 竹中銀座ビルディング5階
03-6263-0430(電話受付時間 10:00~17:00 <月曜日を除く>)
【銀座サロン】
https://ginzasalon.tsukijihongwanji.jp/top/
【アクセス】
https://ginzasalon.tsukijihongwanji.jp/top/access.html
 
===シネマ法話
とは===
 仏教の教えは聞かれる人に合わせて様々な例え話で伝えられてきました。現代での法話を研鑚している福間会があり、映画、科学や小説、音楽、時には漫画から仏法に入ってゆく法話を試みて参りました。この度は、その会の布教使が、SF、ループもの、人間ドラマ等様々なジャンルの映画を通して法話をします。見たことが無い映画でも大丈夫です。(by 佐藤知水)