天真寺通信

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法事のご縁


ご法事にて、お勤めをさせて頂くと、さまざまな思い出がよみがえってきます。
本日、Mさんの一周忌法要。お寺のドアが壊れたら、すぐさまMさんに連絡をすると、職人さんを集めて下さり、あっという間に修理をしてくださった。東日本大震災が発生して、福島の方々が京都に避難をされて、復興念珠を作っていたので、天真寺でも大量購入。その販路に困っていると、Mさんの兄の会社のイベントがあるから、そこで販売したらいいと言われ、鎌ケ谷市センターにて、販売をさせて頂いたりと、大変お世話になった。
Tさんの7回忌法要にて、法事が終わりお話しをしていると、参詣者の方から、「以前テレビにて、天真寺が特集されているシーンをご覧になり、お世話になっている寺院が特集されて嬉しかったです」とのあたたかい応援メッセージを頂戴したり、お寺ってあたたかいなぁと思います。
その後、Iさんの一周忌法要。5才の元気な男の子。大きな声で「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」とお話しをしてくれます。「言葉が人を傷つけ 言葉が人を救う」という言葉を思いながら、ホッコリ気分になりました。
本日の法事にてお話しさせていただいた言葉は、法然上人のお言葉です。
「法然上人の仰せに、わが菩提所をつくるまじき、わがあとは称名ある処すなはちわがあとなりと仰せありけり。またあとをとぶらふといひて、いはひ・そとばをたつるは輪廻するもののすること也と」(『空善聞書』蓮如上人が仰った言葉を弟子の空善が書き留めた語録)
法然上人滅後には、位牌や卒塔婆の中にいるのではなく、お墓の中にいるのでもない。ナンマンダブと念仏申すところに私はいます」とのお言葉です。法然上人、親鸞聖人、縁あって先立った人々は、みなお念仏の中にいて下さる。ご法事のご縁も、先立った方々がつくって下さったご仏縁です。ともに、ナンマンダブと称名念仏の日々であります。

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