本日は、築地本願寺にて築地本願寺若婦人の法話会。「いのちの意味」をテーマとしてお話しをさせていただきました。
現代の諸問題は自己中心の考えから起こっております。障害者施設の殺害事件も「障害者なんていなくなればいい」という被告の言葉は、自分の意見が正しいという視点から生まれてきました。さまざまな事件を通して、私達が日常している物事の捉え方「有用価値」から仏様の見方「存在価値」を通してみていく観点を紹介しました。
そして、次回の法話を考えながら、TVを流していると、伊集院静先生のお言葉が紹介されています。
「どうすれば子育てが終わる」という質問に対して。
伊集院先生は、「自分以外の痛みがわかる人間になれば、教育の八割終わり。」と仰っておられます。
現代の取り上げられている問題は、「自分が一番」という自己中心的思考から発生しています。そうではなく、ふつうに食べ物を分けてあげることができるようになる、つまり、自分以外の痛みがわかる人間になれば、教育の八割終わりということです。他者の思いに自分の思いを寄せていくことは、仏様の慈悲の心をお聞かせ頂くところから生まれてきます。いろいろとつながっているなぁと思いながら・・・
今日は、松戸市、市川市、我孫子市の花火大会。築地本願寺では盆踊りが行われております(^_^)