天真寺通信
エンディング産業展に参加して・・・
エンディング産業展2017が、平成29年8月23日24日25日と三日間にわたり開催されました。この度、西本願寺初出店となったので、お手伝いをさせて頂きました。西本願寺ブースでは、皆様のお寺・仏教・葬儀への声を集めるアンケートをしており、私達はアンケートの用意&お茶の提供などなどをしておりました。お客様が絶えることなく、あっという間に時間が過ぎていきました。
皆様の声を聞きながら、仏教やお寺に悪いイメージがあるのではなく、皆様がであった仏教者・お寺と出会いの善悪が、イメージを作っているようです。
この度のエンディング産業展は、フューネラルビジネス・エンディング・終活・葬儀・埋葬・仏壇・供養・終末関連のための専門展示会といわれるように、人生の最後に関わるさまざまな業種がブースを出展されます。
例えば、今回一番話題になったペッパー僧侶。
バルーン宇宙葬
霊柩車・光岡自動車(1千万円台も)
故人ゆかりのデザインのお棺(20万円)
ペット用骨壺
花祭壇
この度は、ストーンショーということで、石材店も多数出展されていました。
永代合葬墓
などなど、じっくりと見る時間はありませんでしたが、興味深いブースがさまざまでした。
雑感として、葬儀・お棺・骨壺・納骨形態など私達の意思にあった形態が増えています。この度は、「まいてら」サイトが、お坊さんと直接終活相談ができるブースを用意して、さまざまな信頼できるお坊さんがいらっしゃいました。その他は、「なぜ葬儀をするのか」「仏式でお葬式をする意味は?」などに関するブースは見当たりません。お寺側から言えば「○○宗檀家は○○宗式のお葬式するのは当たり前」「なぜ違う形式なのか」と形式にばかりこだわってきたが、価値観が自己中心的&多様化しているなかでは、今までの形式を存続するのは厳しい現状があります。なぜなら、今までの儀式が継承されたきたのは、先祖代々この形式で儀式をやってきたからであり、世代が続いていれば大丈夫だが、うまく継承できなければ途絶えてしまうかも知れません。そこにエンディング業界の合理化の波にさらわれてしまうかもしれない。そんな中、新しい形の葬式はないが、亡き方の思いをきっちりと継承して、仏様に往き生まれて行かれたのだと実感できるお別れの場が必要になるだろうと思う。最後に、アンケートの声で多かったのは、「お坊さんの信仰心の希薄さ」であったように思います。なによりも、「自信教人信」が大切であります。
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