写経の心得
浄土真宗では、写経は願成就のために行うものではありません。
忙しい日常の中で、心穏やかに静かな時間を持ち、お経を通して仏さまの教えに遇うご縁です。
『経典浄書の意義』(『手作り経本セット』より)
◎勤行(おつとめ)をする事は口と耳を通して法に遇うのと同様に経典の浄書は自らの目・手を通して、直接お釈迦様の教法に遇うことです。
◎如来さまへの「願いごと」としての「納経」とは異なり、自ら浄書・製本して、毎日の「おつとめ」に所持して頂き、お経が生きて働きかけます。
◎お経に親しみ、聞法と合わせてより如来さまなのお慈悲をいただく良き手助けとなります。
◎私の生涯に失うことのない宝です。
◎子供や孫に親の心を伝えます。
◎忙しい日ぐらしの中、静かに私を見つめる機会を与えられます。
◎浄書がお念仏の友の輪を広げます。
ぜひ皆さんもお時間を作って、写経をしてみませんか。