天真寺通信

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天安門事件から30年

中国
先日、中国仏跡の旅の折、天安門広場に行って参りました。天安門事件6月4日から30年間近のため、通常はないセキュリティチェックを受けて緊張感高まる中、天安門広場に入りました。
以前、高校の修学旅行にて中国を訪問して、北京の高校生と交流をして英語力の高さに驚き、天安門広場にも行ってきました。今から、30年近く前の中国は、ホテルから道路を見下ろすと自転車・自転車・自転車ばかり。観光地に行きますと、トイレの扉がないという状況でした。友人の部屋のトイレの水が流れなくなり、貯まった水を一生懸命小さいコップでくんでいたことを懐かしく思います。
それから30年。ホテルから見おろすと車・車・車ばかり。自転車はレンタル自転車、一時間一元が流行しているとのこと。都市部では、どこも扉付きのトイレでありました。
中国の方々にお話をお伺いすると、現体制にて、ここ数十年で経済が豊かになったことを大変喜んでおりました。反面、コンビニエンスストアにて、並んでいると後ろのお客さんに、普通に順番を抜かされることがあったり。まだ購入前のアイスクリームを食べている姿を拝見して驚愕しましたが。中国の方は、中には礼儀のない人もいるのですと、これからこれからと仰っておりました。そして、年配の中国人の方は、これからの若者たちが心配だと仰っておりました。それは、世の中便利になり、お金持ちになったが、感謝する心が薄れてしまっている。お食事一つ取っても、苦労して作られたのでもったいないと大切にしたものだが、お金という価値にて換算されると「安い高い」「うまいまずい」というラベルを貼られてします。そこには感謝の気持ちが薄らいでいくと。
今日の北京はどんな雰囲気なのでしょうか???

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