天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

今月のあんのん堂

本日、京都大谷本廟内にある永代合葬墓あんのん堂にお参りしてきました。

二天門、奥は明著堂

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今月の大賀蓮

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白洲には親鸞聖人が学問をされた所と伝記のある石窟があります。

 ↓ 石窟入り口のすぐそばに可愛い塔が・・・

 お参りの方が積まれたのでしょうね(*^_^*)

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今月の掲示板

「しあわせなら手を合わそう」

 先日、小学校の同窓会がありました。卒業以来の何十年ぶりかに会う同窓生は、一目見ただけではわからないほど、お互い相応に老けています(笑)。多分道ですれ違っていても気づいていないのでは・・。

 話しかけられたなかには、「もしかして何年か前にコロナのワクチンをM医院で受けてない?」「うん、確かにM医院でワクチン打ったよ」「やっぱり!下の名前を見てそうかな・・と思ったけど、名字が変わってるし・・でも何となく面影があって、よっぽどK小学校の卒業生?って聞きたかったけど勇気がなくて聞けなかったの。あの時ワクチンを注射したのは私です!」「えーーーー!!」と、ビックリ、大笑い。

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 何十年の人生がそれぞれにあったんだろうなあ・・と心の中で思いつつ、話題はもっぱら当時の思い出。

 私のクラス、3組の担任の先生は高齢の女性で、いっさい冗談など言わない厳しい先生でした。1組さん、2組さんは若い男の先生で、生徒からすれば少し年の離れたお兄ちゃんみたいな感覚で、冗談を言い合ったりしている様子を羨ましく思っていました。同じクラスだった子たちも皆そう思っていたようで、特に男子は「よく𠮟られたー」「僕も僕も・・・怖かったー」と、担任のN先生がいかに厳しかったか、笑っているところを見たことがない・・などと盛り上がっていました。

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 そんななか、

「でもなー・・・、N先生・・・、卒業式の時・・・、僕らが一人ひとり卒業証書を手渡される場面で、ずーっと泣いておられた・・・」と、K君がポツリ。

「え・・・そうだったの・・・知らんかった・・・」

 少しの間みな黙ってしまいました。多分、K君の一言を聞いた瞬間のみんなの気持ちは同じだったのではないかと思います。

 それぞれの人生において大事な期間を、厳しくも一生懸命に一人ひとり見ていてくださっていたんだなあ・・。もう直接お会いしてお礼を申すこともできません。けれども皆「ありがとうございました。」と、心の中で手を合わせていたのではないかと思います。

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 大事なことに出あった時、大切な事を聞いたとき、心からありがとうございましたと思った時に、おのずと手が合わさっていきます。

 手が合わさる事も、たくさんのお育てをいただいたおかげです。

 ありがとうございました。なんまんだぶ・・・

(果)

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