天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

本日、京都大谷本廟内にある永代合葬墓「あんのん堂」にお参りしてきました。

春季彼岸会、2日目です。

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白洲には花文字が・・・

ホントに一輪一輪きれいです。

「成就如是」・・・『仏説阿弥陀経』からのご文のようです。

『仏説阿弥陀経』には「成就如是・功徳荘厳」、かくのごときの功徳荘厳を成就されましたと、うるわしいお浄土と阿弥陀様のすぐれたはたらきが説かれています。

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今月の大賀蓮

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今月の掲示板

「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」

 (小野小町『古今和歌集』)

 この歌は『古今和歌集』に収められ、百人一首にも選ばれています。

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 子どもの頃によく百人一首で遊びました。他の歌はボンヤリとしか覚えていなかったのですが、小野小町のこの歌だけは暗記していました。

 なぜなら・・・その頃、亜土ちゃん(水森亜土さん)のイラストに「花の色は ~」の歌が添えられて印刷されたハンカチを持っていたからです。百人一首好きの母が買ってくれたもので、何年も使い続けていました。

 亜土ちゃんのイラストは今も昭和レトロブームで人気だそうです。

 さて、小野小町と聞いてもう一つ思い浮かぶのは、京都鹿ケ谷の安楽寺さんが所蔵する小野小町の「九相図」です。「九相図」とは、人が亡くなり身体が徐々に朽ちていき、やがて白骨化する様子を九段階に分けて書かれたものです。かなりおどろおどろしいです( ゚Д゚)

 小野小町は平安時代の女流歌人であり絶世の美女といわれていました。そんな才色兼備の人であっても、やがてはこのような姿になっていくのですよ。と、無常を表しているそうです。また、修行僧にとっては、この姿をみて色欲を絶つ修行の一つでもあったとか・・・。

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 冒頭の歌も「あれだけ美しく咲き誇っていた桜の色も、長雨が降っている間にむなしく色あせてしまったなあ・・。私がむだに世間のことに思いふけっているうちに、いつの間にか歳を経て衰えてしまったように・・。」と、世の無常をうたっているようです。

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 阿弥陀様は、この無常の世に生きる私たちの命の行き先をお浄土と定め、すでにととのえてくださっていました。どんな姿であろうが、あるがままの私を絶対に支え「南無阿弥陀仏」と今、ご一緒くださっています。

 その事を聞かせていただいて、この人生も又味わうことができるように思います・・・。

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 なんまんだぶ・・・m(__)m

※安楽寺さんが所蔵する「小野小町 九相図」は、毎年7月25日に開催される「鹿ケ谷かぼちゃ供養」の日に一般公開されます。

~鹿ケ谷かぼちゃ供養とは~

 江戸末期に安楽寺を復興された真空益随上人が、本尊の阿弥陀如来から「夏の土用のころに鹿ヶ谷かぼちゃを振る舞えば中風にならない」という霊験を得て、鹿ヶ谷かぼちゃを仏前に供えて供養したのがその始まり。参拝者に煮炊きした鹿ヶ谷かぼちゃが振る舞われます。京の伝統野菜である鹿ヶ谷かぼちゃはひょうたんの形をしています。(京都住蓮山 安楽寺ホームページより)

3月20日(春分の日・金)

午前10時30分~「やすらぎ堂 」春彼岸法要

午後1時30分~「天真寺」 春彼岸法要(中村啓誠師のご法話があります)

予約・申込不要です。

お彼岸のご縁に、どうぞお参りくださいませ。

(果)

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