天真寺通信

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竹やぶのバッタから学ぶ法話

昨日、お隣船橋市のJ寺様の定例法話会のご縁でした。

駐車場に到着して、竹やぶを見ていると、なにか動く昆虫を発見。

近くに行くと、バッタちゃんでした。

仮面ライダーを彷彿とさせるバッタちゃんのお顔です。法話終了後にも、竹やぶでひっそりと遊んでおりました。

かわいいバッタチャンを通して、AI先生に法話を作ってもらいました。

AI法話「竹やぶのバッタから学ぶ法話」🦗

皆さん、この写真をご覧ください。
青々とした竹の葉のあいだに、じっと身をひそめているバッタの姿が写っています。

一見すると葉と同じような色をしていて、よく見なければ気づかないほどです。
これは自然の中で生きる知恵 ― 「同化」 です。目立てば捕食者に襲われる、だからこそ周囲と一体となって生き延びる術を身につけています。


🌱「生きる」ための工夫

バッタは強くはありません。トラやライオンのように牙も爪もない。
けれども彼らは、弱さを知るがゆえに、葉に似た姿かたちを与えられ、生きる道をいただいています。

仏教でも「弱き者こそ仏の救いにあずかる」と説かれます。
自分の力を誇らず、頼るものがないと気づいたとき、阿弥陀の大悲がそこに働くのです。


👁️「気づく」まなざし

しかし、この写真を撮った方は、その隠れた命をちゃんと見つけました。
見過ごしがちな小さな存在にも目をとめる ― その心こそ仏のまなざしに近いものではないでしょうか。

私たちの日常でも、声を上げられない人、気づかれにくい人がいます。
その存在に「気づく」ことが、慈悲の第一歩です。


🕊️結び

竹やぶのなかでバッタが葉と一体となるように、
私たちも社会のなかで互いによりそいながら生きています。

「私は小さな存在にすぎない」と思うときもあるでしょう。
けれども、その小ささを仏さまは見過ごすことなく、必ず抱きとってくださるのです。

どうぞ、この写真を心にとめて、
小さき命を見つめるまなざしを、日々の中で育ててまいりましょう。

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