天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

今月のあんのん堂

今日、大谷本廟内にある永代合葬墓「あんのん堂」にお参りしてきました。

昨日・今日と二日間にわたり、大谷本廟では「龍谷会」(大谷本廟の報恩講)がお勤まりでした。

今日の京都は一日中雨が降ったりやんだり💦

にもかかわらず、たくさんの方がお参りでした。観光の方も多かったです。

白洲にはテントと椅子の用意。このあと満席になっていました。

法話のご講師は広島仏教学院の岡本法治先生。

苦しみ悩みはここに置いていって、お念仏を持って帰ってくださいね!と。

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今月の大賀蓮

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今月の掲示板

「薄紅の秋桜が 秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている」出典:山口百恵『秋桜』

1977年にリリースされた山口百恵さんの歌の一節です。作詞作曲は、さだ まさしさん。

小春日和の穏やかな秋の日のこと、結婚式を明日に控えた娘がお母さんと時を過ごし、お母さんの何気ない表情や言葉から、今までずっと大切にされてきたことに、改めて思いをいたす娘の情感が伝わる歌です。

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先日、夫のお義母さんの喜寿のお祝いで、義妹の家族も一緒に高知県の温泉に行きました。久しぶりに家族全員揃って二泊三日の旅行は楽しい思い出になりました。

自宅に帰って旅を振り返りながら、「少しは親孝行できたかな・・」という思いになったのですが、「いやいや、これで親孝行ができたと満足するなよ」と、ふと頭をよぎりました。オムツを変えお乳を飲ませ、成長を見守り危険から守り、反発する子に涙しながらも見護り続けてくれていた親の思いには、とうてい尽くしきれません・・・。

「心の豊かさというものにはいろいろあるだろうけれど、恩を知るということは、その最たる一つじゃないかと思う。恩を知ると心が豊かになって、人間といわず天地万物いっさいのものの恵みが、みな分かってくる。花ひとつ見ても、今までは、ただきれいだなという程度だったものが、もっと深い美しさが分かってくる。つまり恩を知るということは無形の富であって、それは無限に広がって大きな価値を生むわけや。」松下幸之助さんの言葉です。

この私にかかり切りになり、これほど大きな慈しみの中で願い続け、お育てくださっていた阿弥陀様のご恩を知らされて、ようやく私は親の恩にも気付かされたようです。

なんまんだぶ・・・m(__)m

(果)

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