天真寺通信

春彼岸

落語「蒟蒻問答」

明後日平成26年3月21日(金)、天真寺・春の彼岸会法要が厳修されます。
詳しくは、法話案内⇒http://shinshuhouwa.info/article/index.php?id=1896
■■■天真寺春の彼岸法要のご案内■■■
13:30 開会式
13:40 春の彼岸法要
14:20 講演
富田富士也師(子ども家庭教育フォーラム代表)
【テーマ】笑って泣いて、語り合い、しみじみ浄土へ
15:00 落語
「天真寺寄席」
日暮亭一門(松戸市日暮で稽古中のカウンセラー)
日暮亭憂世「ほとけの子」
日暮亭愚楽「かあさんとの絆」
春風亭柳太郎師匠(日本落語芸術協会・真打)「蒟蒻問答」
15:40 鼎談
「仏教と落語とカウンセリングをつなぐ」
進行役 日暮亭おさし身
パネリスト 富田富士也氏 春風亭柳太郎師匠 西原龍哉
16:00 閉会式
今回は、春風亭柳太郎師匠による「蒟蒻問答」のお話があります。
ということで、事前に落語の予習をしております。
こちらは、六代目春風亭柳橋師匠による「蒟蒻問答」です。


「蒟蒻問答」あらすじ(落語でブッダより)
上州安中に、六兵衛という男がいた。この男、江戸にいた時分には、親分とか兄貴とか慕われていた人物だが、今ではすっかりかたぎの蒟蒻屋。江戸から流れて、行き倒れ同様になっていた八五郎というのを助けて面倒を見ていた。
八五郎が回復したところで、六兵衛がこの先をどうするかと尋ねると、「このままこっちで暮らしたい」と言う。ならば仕事を見つけなければならないが、生来、怠けものの八五郎は、重い物を持つのはダメ、早起きもイヤだと文句が多い。そこで、六兵衛、名案を思いつく。
「村はずれの寺に長いこと住職のいなくてな。どうだ、おめぇ、坊主になってみるかい?」そうはいっても修行なんぞはしたことがないと、尻込みする八五郎だが、適当にやってりゃいいと、説き伏せられて住職に収まることに。
そんなある日、門前へ、沙弥托然と名乗る、越前・永平寺の諸国行脚の僧が問答にやってくる。しかし、八五郎は問答の心得などない上に、寺男の権助から、負ければ寺を追い出される聞いて青ざめる。ひとまず権助に住職は留守だと言わせて追い返すが、帰ってくるまで何度も訪ねると托善。これは大変な坊主に見込まれたものだと、夜逃げの支度をしているところに六兵衛がやって来る。八五郎から事情を聞くと俺が受けて立とうと、身代わりを買って出た。
「問答をしかけてきたら、黙ったままでいるから、和尚は目も見えず、口もきけないと言えよ」
その翌日。約束通り、沙弥托善がやって来て、問答の始まり。
「法界に魚あり、尾もなく頭もなく、中の支骨を保つ。この義はいかに」
六兵衛、もとより何も言わない。すると托善、無言の行と勘違いして、しからば拙僧もと、手まねきで小さな丸をつくると、六兵衛は両手で大きな丸をつくって返す。次に10本の指を突き出すと、これには片手で5本の指を指し出し応戦。さらに三本の指を出すと、これには目の下に指を当てて目をむいて見せた。ここで沙弥托善、恐れ入ったと退散。
八五郎が追いかけてわけを聞いてみると・・・。
「”ご胸中は?”と伺ったところ、”大海のごとし”とのお答え。次に”十方世界は?”と尋ねると”五戒で保つ”。さらに”三尊の弥陀は?”と問うたところ”目の下にあり”とのこと。かような和尚にはお会いしたことがありません、さらばっ!」
これを聞いて、八五郎が大したものだと感心すると、六兵衛は問答の真意を打ち明ける。さて、そのココロとは・・・。
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どなたさまもご参拝いただけますので、どうぞお参りください。
 
 

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