天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

今月のあんのん堂

今日は快晴☀ 心地よい風の中 あんのん堂での合同参拝が無事勤まりました。
 
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つつじや新緑がモリモリしています(*´▽`*)
 
今月の掲示板
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「きのう聞くも 今日またきくも
ぜひに来いとの およびごえ」
今月の言葉は、妙好人(浄土真宗のお念仏を喜ぶ人)のお軽さんの歌です。
 
お軽さんは、山口県六連島に1801年(享和元年)に生まれ56歳で往生されました。
結婚されてから夫婦問題に悩み、六連島にある西教寺の門をたたいてご住職に悩みを打ち明け、助けを求められたそうです。
初めはお軽さんの意にそわず、腹を立てて帰ってしまわれたそうですが、その後何度も何度もお寺を訪ねてご住職のお説法を聞かれるうちにお念仏を喜ぶ人となり、歌をたくさん作られました。
お軽さんは畑にいても家にいてもよろこびの歌がでてくるとすぐに西教寺に向かいご住職の前で披露され、それを文字の読み書きを知らなかったお軽さんに変わって ご住職が書き留められました。
お軽さんはいつも「大急ぎ 大急ぎ」と言ってご住職をせきたて、ご住職はその度にいつもいつも機嫌よくお軽さんを迎えられたそうです。
 
お軽さんが喜ばれたお念仏・・・私事にひき寄せますと・・・
実はさっき階段から落ちました・・・痛かったです・・・情けないやら腹が立つやら・・・
昨日は実家の犬が亡くなりました・・3日前には梯和上という大好きな先生がご往生されました。昨年12月にお講義を聞いたのが最後になってしまいました・・
そんな中でも昨日も一昨日も美味しくご飯をいただきました・・お風呂に入ってゆったりくつろぎました・・今日は快晴で気持ちが良いと思いました・・
 
私の気持ちはその時その時で てんでバラバラなのです。笑ったり泣いたり悲しかったり腹が立ったり・・・その時の条件で移ろい変わりゆく無常の世界です。
けれどもお念仏を聞いて阿弥陀様のお心を伺うと いつも同じなのです。
「おまえを救うぞ、おまえを救うぞ  悲しかったねえ、嬉しかったねえ、色々あるねえ、でもどんな状態でも おまえを救う阿弥陀がここにおるぞ」
昨日聞くお念仏も今日聞くお念仏も、さっき聞いたお念仏も今聞くお念仏も、腹が立っている時に聞いても悲しい時に聞いても嬉しい時に聞いても、いつもいつも同じ阿弥陀様がいてくださっています。
阿弥陀様は常住の世界なのです。お念仏を聞くところにいつも変わらない阿弥陀様がいてくださっています。
腹が立つ、悲しくなる、嬉しい時もある、そんな私だからこそ阿弥陀様は変わらずいてくださるのです。
・・・合掌・・・
 
願力無窮(がんりきむぐう)にましませば 罪業深重(ざいごうじんじゅう)もおもからず
仏智無辺(ぶっちむへん)にましませば 散乱放逸(さんらんほういつ)もすてられず
『正像末和讃』
(果)

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