天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

今月のあんのん堂

毎月第2土曜日は、京都大谷にある永代合葬墓「あんのん堂」の合同参拝日です。
うっすらと雪の積もる朝でしたが、晴天に恵まれました。
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今月の法語は・・・
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高光大船師(1879~1951)のお言葉です。
「拝むとは 拝まれて居た事に 気付き醒めること」とありました。
 
私事ですが、昨年12月実母が庭で転倒し少々生活が不便になったので、食事や洗濯などの世話が必要になり毎日実家へ通う日々が続いています。
一通りの用事を済ませた帰り際には
「気を付けて帰りや」
「寒いし風邪をひかないように気をつけや」
「忙しかったら来なくてもいいよ」
母はいつも何かしらの言葉を私にかけます。
私は「うん、じゃあ又明日、おやすみ」と、そっけない返事。
母が私の身を案じてくれているのをひしひしと感じ、私はただ義務感で動いている時もあるな、と申し訳なく思うと同時に、この歳になってもなお母に案じられている温かさに少し照れくさくなったりもします。
 
お念仏申し合掌礼拝をさせていただく、それは阿弥陀様のお慈悲につつまれているすがたです。
それは私が知る遥か昔からの阿弥陀様のはたらきがあり、私に届いたすがたでありましょう。
「仮令身止 諸苦毒中 我行精進 忍終不悔」 『讃仏偈』
(たとえ様々な苦しみのなかにこの身を置いたとしても、わたくしは(仏と成るために)精進して、耐え忍び、決して悔いることはない。)
私を案じ、お念仏申す身に育て上げるため、諸々の苦難を抱えて成就してくださった阿弥陀様です。
阿弥陀様のお慈悲は全ての生きとし生けるものに おはたらきくださっています。
合掌。
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(果)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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