天真寺通信

みんなの日曜礼拝

ほとほりけ?

日曜礼拝
毎週日曜日、朝7時~の「みんなの日曜礼拝」です。
繰り読みの御和讃は、来週6月16日(日)をもって正像末和讃の最後を迎え、6月23日(日)からは御和讃のはじめ浄土和讃の「弥陀成仏のこのかたは」に戻ります。
そこで、この度のお話しは、正信偈和讃にて読まれることのない「愚禿悲歎和讃」「排仏派の物部守屋が仏教のことをほとほりけと呼んでいた和讃」の説明をさせて頂きました。
以下は、恩師・浅井成海先生著「正像末和讃」の現代語訳です。五つの和讃はつながっておりますので。
善光寺の阿弥陀如来は、私達を憐れみなさって、難波の浦に来られました。み仏の名前も知らない物部守谷によって。
その時「ほとほりけ」と申し上げた。疫病が流行したのは、あるいはこの仏のせいだと、守谷を味方する人々はみな「ほとほりけ」と申し上げたのです。
呼びやすく伝えるために、「ほとけ」と守屋が申されたため、その時代の外道たちはみんな一緒に如来を「ほとけ」と呼ぶことに決めた。
今の世の仏教徒はみんな、守屋がつけた言葉をもとにして、「ほとけ」と申す言葉をよりどころとして、僧や法師という名前すら卑しめるようになったのです。
大連である弓削の守屋は、仏法に対するひどい邪見をもっていたので、世間の人々に仏法を悪く知らせようと、呼びやすく「ほとけ」と申し上げたのです。
詳しくは、本願寺出版をご覧くださいませ。
https://hongwanji-shuppan.com/item/detail.html?icd=978-4-89416-664-6

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