天真寺通信

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[4/8]NHKこころの時代にケネス先生ご出演!!!

いつもお世話になっているばかりのケネス田中先生。ケネス先生のだじゃれサイトを運営したことも懐かしい思い出です(^_^)
そのケネス先生がNHK「こころの時代」4月8日(日)朝5時~にご出演されます。
NHK HPによれば、僧侶のケネス田中さんは、日本におけるアメリカ仏教研究の第一人者。家族と共に10歳で渡米し、13歳の時に北カリフォルニアの仏教会で浄土真宗に出会った。激動の60年代、アメリカで青春時代を過ごし、生涯を仏教に捧げることを決意。以後、アメリカ人と日本人を見つめながら、現代的な仏教のあり方を探求してきた。ケネスさんが説くのは、人生を肯定する、明るく楽しい前向きな仏教。その真骨頂をお話しいただく。
ケネス先生からは、アメリカ仏教、先進国での宗教の構造変革、マインドフルネスの普及、日本仏教への示唆などに興味のある方は、ご覧なってください。「こころの時代」4月8日(日)5時と(再放送)15日(土)13時。
ぜひ、ご覧下さいませ!!!!!!
詳しくは、NHKこころの時代
http://www4.nhk.or.jp/kokoro/x/2018-04-08/31/22486/2008299/
以下は、今から12年前、天真寺彼岸法要に、ケネス先生がご法話をされた時、ケネス先生の門下生であった姉西原静香の一言です。
春季彼岸会を終えて  西原静香
 今年の春分の日は、東京の桜の開花宣言が今日か明日かと待たれる、あたたかくおだやかなお天気となりました。例年通り、天真寺の春のお彼岸法要が勤まる日です。ちょうど日本国中が大注目の野球の世界一決勝戦の日でしたから、皆さんお参りに来て下さるかしら・・・と少々心配しておりましたが、本堂ご満堂のご門徒さんがご参拝下さり、無事法要を勤めさせていただきました。ご講師には、私も弟も大学で大変お世話になったケネス・タナカ先生をお迎えしました。先生のご法話とともに、音楽家の奥様の歌指導と、新しいスタイルのご法話の時間となりました。 
 先生は、「四法印」を中心にして、「転換」ということをお話下さいました。
まず「四法印」とは、仏教の根本の教えで、
諸行無常(常に変化する)
諸法無我(我を認めない)
一切皆苦(すべて苦である)
涅槃寂静(安住の境地達する)
をいいます。
 私たちは仏教に触れることにより、
「人生は・・・」
スムーズではなく→凸凹(でこぼこ)道だった
私のものではなく→縁起(えんぎ)に依るのだ
いつも同じではない→無常であるのだ
惨めなものではなく→いいものなんだ
と目覚めていくのです。
 そしてそれぞれを表すの英語の頭文字を取って、「THINK B・I・I・G」要するに、「大きく考えよう!」というメッセージを伝えて下さいました。 
 先生はアメリカ人ですから、ご法話には珍しく英語がポンポン飛び出して、皆さん驚かれませんでしたか。私たちの人生は凸凹道ですから、思いもかけない別れや悲しみを経験することもあります。しかしそれを縁として、「すべては無常である」という仏さまの教えを聞くこと、すなわち仏さまの智慧をいただくことで、私たちのものの見方を「転換」することが大切だよ、そうすれば私たちの人生がもっとすばらしいものになるんだよとお話し下さいました。
 また仏教は他の誰でもない、この私の問題である、とお示し下さいました。日本では仏教というと、亡くなった方の供養のためと考えられがちですが、本来は私の生き方を問うていくものです。この一瞬、一瞬を大切に生きることを仏教の教えを聞くことを通して学んでいくのです。
 途中には「バラが咲いた」「夕焼け小焼け」などの歌を通して、仏さまのこころを味わいました。声を合わせて一緒に歌うことで、その場にいる人たちのこころがつながり、生きとし生けるものすべてにはたらく仏さまの願いのなかで共に生かされていることを感じられたのではないでしょうか。
 ご法話後、先生の著書の『真宗入門』は、最後の一冊はじゃんけん勝負(!)という人気で完売しました。読まれた方は、ぜひ感想をお聞かせ下さいね。 最後にお手伝い下さった門信徒会、また婦人会の役員の皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。 
 (H18.5月号静香)

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