天真寺通信

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「クローズアップDHARMA ~仏師・加藤 巍山に聞く」

銀座にある 築地本願寺ラウンジ サテライトテンプルにおけるKOKOROアカデミー。仏教に関わるひとつのテーマをピックアップして、仏教のみ教えを伝える講義であります。これまでには、「女性僧侶」「人気作家がお坊さんになった」「 宗派を超えたお坊さん」「キリスト教から仏教へ」「説法」「人間間合い術」などをフォーカスしてきましたが、今回のテーマは「クローズアップDHARMA ~仏師・加藤 巍山に聞く」と題して、仏師の活動を通して見えてくる、仏様との向き合い方をフォーカスしました。
クローズアップDHARMA
第一部は、
仏師・加藤 巍山さんによる講演会です。
■HP https://gizan.tokyo/
■TWITTER https://twitter.com/gizan_katoh
■現代仏師界のホープ彫刻家・加藤巍山 https://ztokyo.net/articles/gizan_katoh-sculpture/
クローズアップDHARMA
第二部は、
ご参加の皆様からご質問を頂き、参加者の皆様を交えてながらクロストークでお話しを展開していきます。
クローズアップDHARMA
クローズアップDHARMA
クローズアップDHARMA
印象に残っているお言葉を紹介します。
【<縁>仏像奉納プロジェクト】
加藤さんは、東日本大震災発生後、仏師・三浦耀山氏とともに東北の被災地へ祈りと鎮魂の仏像を奉納する活動、 <縁>仏像奉納プロジェクトを始動します。岩手県大槌町の江岸寺様へご本尊を奉納させて頂く事が決まり、大槌町の復興と江岸寺の再建に歩みを合わせ、釈迦三尊像をお納めなさいました。お釈迦様の印相の多くは法界定印ですが、被災者に寄り添える仏像を作りたかった。そのため、施無畏印、与願印、苦しみ悲しみを取り除いて、喜びを与える印相のお釈迦様を寄進なさいました。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください
https://gizan.tokyo/enishi-butsuzohono
【仏像を彫ることと彫刻の違い】
彫刻家は、自分でこういうものを作りたいという衝動、自分発想を形にしていく。だが、仏像を彫ることには、様式があって、守るべき約束事があって、施主さんの思いを聞いて、自分を入れずに彫っていく作業であり、逆のベクトルを向いている。1000年残る仏像を作りたい。
【親鸞さんが好き】
親鸞さんは徹底的に人間。自分が人間であることから逃げずに、どうしようもなく人間であることを受け入れていった先に、人間の真の姿、優しさがある。誰一人おいていかない感じを尊敬と共に、感じるところがある。きれい事だけではなく、人間のいろんな所も見つめながら、仏様を彫っていった先になにかあるのではないかという確信を持ちながら彫っている。
などなど、大変素敵な時間を過ごすことができました。
次回は、7月大喜利法話を開催します。
一般的なセミナーでは受講できないたくさんの刺激を受ける講義を用意しておりますので、ぜひこちらにもご参加ください!!!

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