天真寺通信
浄土真宗の生活信条
本日の日曜礼拝のご法話は、雅楽教室の弘山先生。
先日、本願寺前々門様、第23代勝如上人(法名:信誓院釋勝如)の十七回忌法要が勤まりました。思い返せば、伝道院を終了した後、勝如上人が御往生なされ本願寺にてお葬儀が勤まり、一緒に参拝したことを思い出しました。
弘山先生は、1958(昭和33)年4月16日大谷本廟親鸞聖人七百回大遠忌法要「御満座の消息」において勝如上人(前門様)がお示しになられた浄土真宗の生活信条についてお話しをくださいました。
浄土真宗の生活信条
一、み仏の誓いを信じ 尊いみ名をとなえつつ 強く明るく生き抜きます
一、み仏の光りをあおぎ 常にわが身をかえりみて 感謝のうちに励みます
一、み仏の教えにしたがい 正しい道を聞きわけて まことのみのりをひろめます
一、み仏の恵みを喜び 互いにうやまい助けあい 社会のために尽します
勝如上人は、「今こそこの生活信条を肝に銘じ 力強くこれを実行して 浄土真宗の興隆につとめ 社会の福祉につくしていただきたいものであります」とお示しになられました、生活信条を旨とするということは、私の中にどれ1つも備わっていないことであります。
強く明るく生き抜きたいが、み仏の光りに遇うと、なんでこんなになったのか悲しむ我が身が見えてくる。我が身を省みないで、他人のことばかりに気になる私。「人の振り見て、我が振り直せ」と申しますが、人の振り見て人を直そうというのが私です。仏様の光に照らされれば照らされるほど、仏をすがりたいと思うほど、強く明るく生きられない私が見えてくる。この私が知らされる、強く生きられないと言うことが。それは、私がただの人であるということが知らされる。積み上げても、最後にがしゃんと潰れてしまうことを教えるのが、死んで焼かれてゴミになる命にしないと仏様のハタラキを仰いで生きていく生活が恵まれてきます。
抜粋ですが、浄土真宗の生活信条のお話を頂戴しました。
本日15時~雅楽教室がありますので、ご興味がある方は、ぜひご参加くださいませ!!!
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