天真寺通信

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三猿「見ざる言わざる聞かざる」

三猿見ざる言わざる聞かざる
今日で、ゴールデンウィーク最終日と騒がれております。業界関係者に聞くと、通常のゴールデンウィーク仕事は忙しくないのだが、10連休のため、ぼちぼち忙しいですとのお答えがありました。確かに、その通りだなぁと。
先程、ご門徒さんから、天真寺の玄関に置いてある置物を指さして「こちらは何ですか?」と聞かれました。
ハム太郎の石像かなぁと思っていると、「見ざる 言わざる 聞かざる」の「三猿」の置物がありました。「三猿」とは、両目・両耳・口を手で覆い、猿に「ざる」をかけ、自分の都合の悪いこと・人の欠点や過ちなどは見ない、聞かない、言わない方がいいということわざにて遣われております。
そこで、私は知らなかったので、どなた様が置いて下さったのですね、知りませんでした。これは、「三猿」ですね。と返答しました。
いやいや、一番右側のお猿さんです?
確かに、三匹ではなく四匹のお猿さんがおりました。
何でしょうね???
「もたざる(猿)」でしょうか???「おしっこを漏らしてはいけない」でしょうか???
と話しておりました。
改めて、インターネットにて調べてみると、「本当は四猿だった?」という記事がありました。概要は、孔子の四つの戒めは「見るな、聞くな、言うな、するな」であり、股間を両手でふさいでいるのは、性的なことに関する戒めであるといわれております。日本では、「死」を連想させるから、性的な表現はよくないから三猿になったとか、諸説あるそうです。
[日本文化研究ブログJapan CULTURE LAB https://jpnculture.net/sanen/]
ゴールデンウィークの最終日、「見るな、聞くな、言うな、するな」の戒めを頂戴した一日でありました。

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