天真寺通信

永代合葬墓あんのん堂

今月のあんのん堂

昨日、京都大谷本廟内にある永代合葬墓あんのん堂にお参りしてきました。
梅雨のさなか、降ったりやんだりの一日でした。
今月の大賀蓮
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「大賀蓮」の由来は、植物学者で“ハス博士”と呼ばれた故 大賀一郎博士によって、千葉市花見川区にあった東京帝国大学厚生農場(現 東京大学検見川総合運動場)のおよそ2000年前の泥炭層より1951(昭和26)年3月30日に3粒の種子が発掘され、これらの種子のうち、発芽した1粒は翌年7月18日にみごとに開花しました。このニュースは国内外に報道され、この年11月17日付米国ライフ誌にも掲載されています。
1粒の種子より古代ハスを開花させることに成功した博士の功績から、姓を冠して「大賀蓮」と名づけられました。
大谷本廟の「大賀蓮」はこの蓮の蓮根より株分けされたものを、平成14年に宮崎・鹿児島両県の寺院(4ヶ寺)より寄贈されたもので、毎年7月初旬ごろより開花しはじめます。(大谷本廟ホームページより)
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約2千年前から脈々と受け継がれたいのち・・・
お参りに来られていたお母さまと娘さん二人と思しきご家族が、「何回も来てるのに初めて花が咲いているのを見たねえ」「きっとお父さんが見せてくれたんやろうねえ」とお話しされていました(*^_^*)
 
今月の法語です。
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「数珠の一連をも持つ人なし。さるほどに仏を手づかみにこそされたり。聖人、全く「数珠を捨てて仏を拝め」と仰せられたることなし。」『御文章』蓮如上人
少し現代風に意味をいうと、「念珠を持たずにお参りする方もおられますが、仏様を手づかみにするように、お敬いの気持ちが欠けているようです。親鸞聖人は、念珠を捨てて仏様を拝めとは仰っていません。」とのお言葉です。
お念珠は仏様を礼拝するときに用いる正式な法具です。
阿弥陀様のお救いは、お念珠を持つ持たないで変わるわけではありません。どんなありようでも「必ず救う」とお誓いくださった仏様です。だからこそ形式だけではなく、自分にとって最も尊い方であれば自ずと丁寧なお参りになるはずなのに、「あなたは本当に阿弥陀様を敬っていますか?横着になっていませんか?」と誡められているのでしょう。
私はどうか・・・m(__)mごめんなさい・・・ナンマンダブ・・・
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(果)

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