天真寺通信
三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」
4月1日入学・入社のシーズンです。さまざまなお祝いの言葉・祝辞が紹介されております。
これまで、さまざまな応援メッセージを送ってこられた伊藤忠商事。2015年には、笑福亭鶴瓶氏に手書きのあたたかな文字で
新入社員のみなさんへ
世渡り上手を恐れるな
変わることを恐れるな
そこには人を喜ばせる
心があるから。
入社おめでとう。
笑福亭鶴瓶
はじめての使命が始まる。伊藤忠商事
とありました。
2020年₄月1日、伊藤忠グループが、創業者・伊藤忠兵衛の言葉から生まれた「売り手よし」「買いてよし」「世間よし」という「三方よし」の精神を新しい企業理念に掲げられました。「三方よし」の言葉は、書家の翔子先生の躍動感のある文字です。
◆伊藤忠商事HP
https://www.itochu.co.jp/ja/about/mission/index.html
※「三方よし」は、「売り手よし」「買い手よし」に加えて、近江商人がその出先で地域の経済に貢献し、「世間よし」として経済活動が許されたことに起源があり、現代サステナビリティの源流ともいえるもの。初代伊藤忠兵衛の座右の銘「商売は菩薩の業、商売道の尊さは、売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、御仏の心にかなうもの」が、その起源とされている。(HPより)
新聞にて「初代の初心」として紹介されております。
◆伊藤忠商事HP
https://www.itochu.co.jp/ja/index.html
一八五八年、十五歳で旅に出た。
大阪へ、紀州へ。郷里近江の麻布を商う旅へ。
年を経て下関や長崎まで商いを広げる中で、
少年は気づき、学んでいく。
商いとは何か。
ただ物品を届けるだけではない。
求められるものを、求める人に、求められる形で
お届けすること。やがて生まれる信頼。喜び。満足。
その先にある、何かもっと尊いもの。
すべての人々の役に立ち、世の中全体のしあわせに
つながる営み。それが商いの尊さなのだと。
少年の名は伊藤忠兵衛。
私たちの初代。
こんな言葉が伝わっている。
「商売は菩薩の業、商売道の尊さは、
売り買い何れをも益し、世の不足をうずめ、
御仏の心にかなうもの」。
いまの言葉で「売り手よし、買い手よし、世間よし」、
つまり「三方よし」の起源となった商いの心。
百六十年以上、私たちが続けてきた商いの形。
初代の初心を胸に三つの「よし」に向かう、
私たちの旅に終わりはありません。
◎伊藤忠商事は、本日四月一日、
企業理念を「三方よし」に改めました。
コロナウイルス感染症による悲しみが深い今だからこそ、グローバル化にて世界が一つになりつつあるが相手の顔が見えない時代からこそ、尋ねていきたい先人たちの足跡であります。
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