天真寺通信

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疫病退散・鎮護国家を願うかたち

仏教にはさまざまな形があります。
官僧は、国家から度牒を得て、公に出家を認められた僧です。 朝廷の国家護持のための僧侶。昭和天皇の病気の時病気平癒の法要がつとめられた。
昔の僧侶のことを官僧(官僚的僧侶)と呼びました。大寺院は、天皇や貴族という特定の人によって創建されました(一部の権力者や支配者のために存在)。僧侶は、国家から度牒を得て、官僚(国家公務員)となり国家から給料が支給されます。ですので、朝廷を中心とした国を鎮め護るため祈祷をする「鎮護国家思想」の使命がありました。
737年、天平の大疫病が発生。遣唐使などの派遣で天然痘が日本にもちこまれ流行して、100万人~150万人が亡くなりました。感染症の責任を感じた聖武天皇は、精神的な復興のために仏教に帰依をして、天平13年(741)には国分寺建立の詔を、天平15年(743)には東大寺盧舎那仏像の造立の詔を出している。全国に国分寺、国分尼寺を建立し、国家の安定を仏教を支える体制強化しました。
国分寺は、全国60数か所に建てられました。 伽藍(寺の建物)配置は、全国の総国分寺である奈良の東大寺と同じ形式(東大寺式)になっております。
現在下野市にある国分寺跡です。

下野国分寺跡
綺麗な桜が咲いていました
下野国分尼寺桜
これまでも大災害が発生すると、大仏建立の声があがってきた歴史であります。
親鸞聖人は、これらの行為が本当に人々を救うことができるのだろうかと疑問に思い比叡山を下りて、ただ念仏の道をお伝え下さいました。
ですが、私たち人間の手に負えないことが起こった苦悩に対する形が祈祷であるのかもしれません。
本日、「超テクノ法要✖️向源」にて、東大寺、比叡山による祈祷の様子が放映されるそうです。
 
【疫病退散・鎮護国家】東大寺から国宝・盧舎那仏像(奈良の大仏)生中継:超テクノ法要×向源@ニコニコネット超会議 生中継
・4月11日(土)20時〜
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv325186304
【疫病退散・鎮護国家】比叡山延暦寺・日吉大社から山王祭例祭などを生中継:超テクノ法要×向源@ニコニコネット超会議  生中継
・4月13日(月)2時30分〜
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv325186445

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